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アニメの作画を語ろう
animator interview
小原秀一(1)


 前にSTUDIO4℃で「小原秀一作品集」という彼のCM作品を集めたビデオ(非売品である。念のため)を観せてもらったのだが、その内容に思わず唸った。シンプルなキャラと3Dキャラのギャップが抜群の「ごはんがススムくん」シリーズ(味の素)、「SLAM DUNK」のキャラクターを使ったペーパーアニメ(資生堂)、様々なキャラクター等を使った一連の「C.C.Lemon」(サントリー)、のんびりムードの「Qoo」(日本コカ・コーラ)等々。また、MTVチャンネルで流れていた、2人の若者がビデオ映像を映写する銃で決闘するファンキー&SFチックなアイキャッチや、「奥様は魔女」のキャラクターを使ったパルコのCMといった、前から私が「いったい誰が作画しているんだろう?」と思っていた作品のいくつかが彼の手によるものだった。
 その手がけている数が膨大なだけでなく、カバーしているジャンルも幅広く、キャラクターもの、オシャレ系、下世話っぽいものと実に多彩なのだ。しかも、それぞれが巧い。キャラクターを似せるのが巧いだけでなく、アート的なものならアート風に、ヘタウマ調のものならヘタウマ風に動かしているのにも驚かさせる。どんなものでも描けるのが優れたアニメーターだ、とはよく言われるが、彼のように本当にどんなものでも描けるアニメーターは珍しい。
TVや劇場等の一般的な商業作品でも活躍しており、『MEMORIES』の異色作「大砲の街」では作画監督を務めている。監督作品には『デジタルジュース』収録の「圭角」、『Grasshoppa!』収録の「ダン・ペトリー教授の憂鬱」等があり、特に1本の中に様々なスタイルの表現を詰め込んだ「ダン・ペトリー教授の憂鬱」は、彼ならではの作品と言えるだろう。


2002年3月22日
取材場所/東京・吉祥寺
取材/小黒祐一郎・小川びい
構成/小川びい
PROFILE

小原秀一(Ohara Hidekazu)
1956年生。鹿児島県生まれの宮崎育ち。アニメーター、 演出家、キャラクターデザイナー。国立都城工業高専工業化学科卒業後、トップクラフト入社。『風の谷のナウシカ』『コアラボーイ コッキィ』等に参加した後、CM制作を手がけるスタジオアローに移る。その後、CM制作をメインに活躍。現在は独立し、個人プロダクション・スタジオアロハとして活動を続けている。代表作に『Qoo(日本コカ・コーラ)』『ごはんがススムくん(味の素)』等のCMや、キャラクターデザイン・作画監督を務めた『MEMORIES』「大砲の街」、監督を務めた「ダン・ペトリー教授の憂鬱」等がある。

【主要作品リスト】
小黒 最初におうかがいしたいんですけど、ご自身の意識としては、小原さんは演出家なんですか、それともアニメーターなんですか。
小原 それは、仕事によって変わるんですよ。例えば、昔やっていた『まんが日本昔ばなし』では、絵コンテもアニメーションも美術も全部やっていたんです。今はコマーシャルをやっているわけですけれど、一アニメーターであったり、監督の職種に食い込むような作業をしたりといろいろです。コマーシャルの場合には、動画もやりますし。東京電力のアナグマが出てくるコマーシャルがありますよね、あれはスタジオアローの仕事で、僕も仕上げを手伝っているんです。日本で普通にやられているような、システマティックな分業の形では、僕は仕事をしていないんです。依頼がくれば、その仕事に対応するだけなんです。アニメーションって、本来そういうものでしょう。そう思ってやっています。
小黒 なるほど、興味深いですね。今に至るまでのお話をうかがっていきたいんですけど、元々、アニメが好きでアニメーターを志してこの世界に入られたんですか。
小原 元々は画が描きたかったんです。それで、画の仕事ができれば、と思っていたんですよ。それで、たまたま、トップクラフトの演出をやられた方の彼女の実家の隣りが、僕のおばさんの家だったんですよ。
小黒 ええっ? ……それはずいぶん遠回りな(笑)。
小原 僕が画の描ける仕事を探しているというのを叔母が聞いていて、それなら、隣の方の彼氏がこういう仕事をやっているよ、と。
小黒 それまでは学校で画を描いてらしたんですか。
小原 いや、全然畑違いですよ。僕は工業高専に通っていましたから。通っている途中で、画の仕事をしたいと思って、探していたんです。
小黒 それで、卒業後すぐにトップクラフトに入られた。
小原 そうです。21歳の時ですね。ちょうどアメリカのTVアニメ『ホビットの冒険(The Hobbit)』を、トップクラフトが作っていて、そのキャラクター表を見たら、実に緻密で、描きたくなるようなキャラクターだったんです。ちょっと失礼な言い方になるかもしれないけど、そんなに達者な人がやっているTVアニメーションって見た事がなかった。
小黒 それは、実際に動いている作品をトップクラフトで御覧になったんですか。
小原 いや、キャラクターデザインです。トップクラフトを訪ねて、そこで見せてもらったのが、窪詔之さんのデザインで(注1)
小黒 ああ、かつて『タイガーマスク』で活躍されていた窪さんですか?
小原 ええ。それで、この画だったらやるに値する、と。非常に生意気な事を思いまして(笑)。
小黒 その当時、小原さんの中で、アニメの画はあまり達者でない、格好よくないという印象があったんですね。
小原 申し訳ないですが、その頃はそう思ってました。タツノコプロぐらいですか、格好よかったのは。『(新造人間)キャシャーン』とか。それから好き嫌いという事なら『トムとジェリー』が好きでしたね。
小黒 なるほど。窪さんもアメコミ風の画を描かれますよね。で、実際にアニメ界に入っていかがでした。
小原 最初はタップ穴も知らなかったんですよ。トップクラフトと連絡はついたんだけれども、画が描けなければ駄目だというので、練習用に動画用紙と原画とタップをこちらに小包で送ってきたんです。だけど、タップがなんなのか分からないから、最初は小包の留め金か何かだと思ったぐらい。紙を見ると穴がみっつ空いているから、どうして穴が空いているんだろう、と。それが不思議でしたね。
小黒 その時は原画をトレースしたんですか。
小原 いや、トレースアップするという事も分からないから、原画を見て模写してました。それを持っていったら非常に不思議がられましたよ(笑)。
小黒 当時のトップクラフトって、国内作品はあまりやってないですよね。
小原 そうですね。合作ばかりでした。
小黒 最初にやられた作品は何になるんです。
小原 さっきの『ホビットの冒険』です。それから『ラストユニコーン(The Last Unicorn)』をやって、『風の谷のナウシカ』をやって。それから一時期『コアラボーイ コッキィ』をやりました。やっぱり、宮崎駿さんとの存在が大きかったですね。あの頃、『未来少年コナン』を観たんです。
小黒 ああ、『コナン』は業界に入られてから見たんですね。
小原 ええ、楽しくて面白かったですね。
小黒 素朴な事を聞きますけど、当時のトップクラフトの作法は、国内のアニメとはずいぶん違ったんですか?
小原 どうでしょうね。窪さんの個性が大きく反映する会社ではありました。窪さんの画の達者さが大きかったのは確かです。僕らのあの頃の意識には、国内とは違って割といいものを作っているんだという自負が、恥ずかしながら、多少あったでしょうね。勿論、実際には国内でちゃんと頑張っている人、巧い人はいっぱいいたわけですけど。
小黒 国内のアニメ制作会社としては珍しく、フルアニメ志向のものを作っていたわけですね。
小原 そうですね。2コマ撮り、1コマ撮りをやっていましたから。ただ自分は、そうした時期にはほとんど参加していないですけど。
小黒 ああ、つまり、『ホビット』や『ラストユニコーン』がトップクラフトの黄金期だったわけですね。
小原 そうですね。『ナウシカ』をやってすぐに、会社自体がなくなっちゃいましたから。
小黒 もう少し当時の話をうかがいたいんですけど、窪さんからの影響というのは大きいんですか。
小原 ええ、大きかったですよ。そもそも窪さんのキャラクターデザインで入ったようなものですからね。他は全然眼中になかった。窪さんは、とにかくきちんとしているんですよ。骨格、頭蓋骨と目の位置関係、手の形と。 
小黒 今のアニメファンにはあまり知られていないと思うんですけど、業界には窪さんの熱心なファンの方がいらっしゃいますよね。
小原 当時の状況の中で、窪さんというのは飛び抜けていましたからね。普通の方が描けないような、デッサンをやっていないと描けないような画でしたから。だから、業界にファンが多いというのも肯けますね。僕自身は、そこから始まって、次に、動かす事の面白さという点で、宮崎さんから影響を受けましたね。アニメーションってこんなに楽しいんだな、って。
小黒 あ、そうなんですか。それは、『コナン』を観てそう思った?
小原 『コナン』は『コナン』で楽しかったんですけど、むしろ『ナウシカ』で一緒に仕事をした事が大きいですね。アニメーションの面白さを再認識させられましたから。こんなに自由なんだって、伸び伸びアニメーションができるようになりました。2次元なのに、奥と手前があって、フレームの奥に空間がいっぱい広がっているんだ、という点を実感できた。それが、凄く勉強になりましたね。
小黒 トップクラフトのアニメと、宮崎さんのアニメは違いました?
小原 全然違います。
小黒 『ナウシカ』に参加する前は、あまり国内のアニメはやってないんですよね。カルチャーショックみたいなものがあったんじゃないですか。
小原 そうですね。宮崎さんには、『ナウシカ』で、やっぱりいっぱい怒られましたよ(笑)。ただ、アニメーションを作る元気が出ましたよね。だから、僕にとって大きかったのは窪さんであり、宮崎さんであり、それから、後に参加したスタジオアローであり、というところでしょうね。
 今の仕事のスタイルを作ったというのは、アローでなんです。枠にとらわれずに、一監督になってみたり、一アニメーターになってみたり、立体を使ったり、仕上げまでやったりという、あらゆる仕事ができるという意味で、アニメーション本来の面白さは、スタジオアローで学んでますね。今、僕がコマーシャルをずっとやっているというのは、そちらの影響が大きいです。
小黒 なるほど、次第に多彩な仕事へと移行していくわけですね。
小原 どうしてそうなったかというと、『ナウシカ』の後、3000枚しか枚数が使えないような仕事をするようになったんです(笑)。
小黒 それは例えば『コッキィ』なんかの場合ですね。TVアニメだとそうでしょうね。
小原 動かしたい欲求はあるんだけど、枚数は使えないんですよ。僕が『コッキィ』をやった時は、Bパートで動かすために絵コンテを全部自分で描き直して、Aパートは、止めと口パクだけにしたんです。
小黒 なるほど。
小原 さらに、口パクも閉じた口の上に、開いた口を乗せるような事をしてましたから。

(注1)窪詔之
1932年生まれ。黎明期のタツノコプロに入社し、『宇宙エース』を皮切りに、『マッハGoGoGo』のオープニングの原画などを手がける。タツノコプロ退社後、スタジオ・ビーズを経て、トップクラフトに参加。合作作品を手がけた後、トップクラフト解散を経て、現在ではスタジオぴえろ作品を中心に活躍中。近年の仕事に『たこやきマントマン』『レレレの天才バカボン』のキャラクターデザインがある。『タイガーマスク』で見せたアメコミ調の力強いタッチには、業界ファンが多い。
小黒 ああ、分かります。キャラが止めで口パクの場合に、閉じた口を止めの顔に描きこんじゃうわけですね(注2)
小原 そうです、そうです(笑)。そうすると1枚浮くわけです。そうやってAパートで動画の枚数を500枚浮かせて、Bパートで使おう、と。そういう計算をしながらやってました。3コマ撮り、4コマ撮りで、どういう画の描き方をしたら、スムーズに見えるか、なんて考える。だから、時間を食うんですよ。それに他の人が描いた原画も描き直すから嫌われるし、お金は作画監督料しかもらえないし。そんな事やっていたら食えないですよね(苦笑)。
 ところが、コマーシャルを見ていると1コマ2コマで、生き生き動いているんですよ。どうせ仕事をするなら、たくさん枚数を使って、自分の表現をしたいなと思ってコマーシャルの方に行ったんです。そういう仕事ができるまで20年かかっちゃいましたけどね。
小黒 ええと、それは現在のスタジオアロハとして独立して仕事ができるようになるまで、ってことですよね。じゃあ、独立されたのは……。
小原 つい最近ですよ。
小黒 という事は、スタジオアローでは1人で仕事されていたわけではない……?
小原 いや、アローでも1人でやっていましたよ。ただ、コマーシャルの仕事というのは、独立しました、仕事ください、と言っても、すぐに仕事がもらえるわけではないですから。  アローは熊田勇さん、白梅進さんのお2人のスタジオなんです。熊田さんと窪さんが知り合いだったのものですから、押しかけていったわけです。で、家賃は払わなくていいから、その代わり、掃除、買い出しをする、という条件で、机をひとつ借りたんです。パシリですね(苦笑)。でも日本的な弟子扱いではなく、仕事上は、1人のクリエイターとして扱ってくれました。念のため。
小黒 最初に1人でまるまるやったのは、何になるんですか。

(注2)閉じた口を止めの顔に描きこんじゃう
例えばキャラの顔がA1で口パクが3枚の場合に、閉じ口をA1の顔に描き込む。開け口をB2とB3にして、B2とB3のセルを乗せた時にA1に描き込んだ口パクが見えないように作画する(具体的には閉じ口をオチョボ口にして小さくする)。これで口パクの作画枚数が1枚減るのだ。
小原 なんでしょうね。田中栄子さんが持ってきた『王様でかけましょう』かな(注3)。元は絵本なんですけど、その雰囲気を壊さないようにやったものですね。そういう絵本の仕事だと、枚数をかけて変に動かしすぎると、かえってキャラクターを殺してしまう方もいらっしゃるようですけど、そうならないように。そういう意味では、絵本をアニメーションにしようという仕事は割といただきますね。
小黒 枚数をかけて動かせばいいというわけではないんですね。
小原 そうです。キャラクターがいちばん活きる動かし方が必ずあるんですよ、それを考えるんです。その考え方はコマーシャルにも通じてます。コマーシャルの場合、他のイラストレーターが描いたキャラクターを動かす事も多いんですけど、ただ枚数を使えばいいというわけではないんです。6コマ撮りみたいな極端なやり方で動かした方が活きる場合もあれば、フルで動いた方が活きる場合もある。それを見抜いてキャラクターを立ててあげるんです。それはアニメーターの本来の仕事ですよ。そういう意味では僕は基本をやっているだけなんです。

(注3)田中栄子
STUDIO4°Cのプロデューサー。劇場『MEMORIES』やOVA『デジタルジュース』も彼女のプロデュース。
小黒 小原さんがやられた「bea’s up」のコマーシャルで、オシャレ系な平面的な画で、女の子がストッキングをはいたりするやつがありましたよね(注4)。あれも元のイラストがあるわけですね。
小原 ええ、勿論。ああいうものは、全部きれいに動かしてしまうとダメになっちゃうんです。
小黒 つまり、アニメとしてよくても、映像作品としてはダメになる?
小原 そうです。「Qoo」なんかもそうですけど、ついタイミングよく動かしてしまうと、ダメ出しされてしまいます。「Qoo」なら「Qoo」のキャラクターに沿った演出があって、その狙いに沿った動きを要求されるんです(注5)。「アニメーション的に、絶対こっちの方がいいのに」って言ってもダメなんです。そもそも、イラストレーターの方からチェックが入りますから。
小黒 なるほど。コマーシャルでは小原さんのオリジナルのキャラクターを使ったものはないんですね。
小原 ないですね。だから不思議な商売ですよ。イラストレーター本人が描かない部分を描いたりするわけですから。
小黒 えっ。と、おっしゃると?
小原 イラストレーターはそれぞれのスタイルがあって、描かないアングルもあるわけです。でも、アニメーションは3Dなんで、その描かないアングルからも、画の雰囲気を壊さないようにデッサンしながら描くわけです。場合によっては、「セサミストリート」風の太陽を描いてくれ、みたいな注文にも応えなければいけない。いかにもそれらしい太陽を描くわけです。それができないとコマーシャルはできないです。
小黒 ちょっと似ているぐらいではダメということですか。
小原 そうです。パチンとはまっていかないといけないんです。だから「背景は描けません」「仕上げはできません」という事ではできないんですね。


(注4)「bea’s up」のコマーシャル
ベルシステム24の女性誌「bea’s up」のCM。イラストレーターのカオルコのキャラクターを使用しており、本当にイラストがそのまま動いたような映像に仕上がっている。

(注5)Qoo
日本コカ・コーラの清涼飲料水「Qoo」のユニークなキャラクターを使ったCM。彼は一連のTVCMを全て担当。
小黒 「C.C.Lemon」のコマーシャルのように、桜沢エリカなら、桜沢エリカの画にならないといけない(注6)
小原 そうです。桜沢エリカさんが右側を向いた画も、左側を向いた画も描いたかのように描かなければいけない。それが上手くいったかどうかは、別にして(笑)。
小黒 なるほど。資生堂のコマーシャルで「SLAM DUNK」のキャラクターを使ったもの(注7)を見て、これは凄いと思ったんですが、ある意味、そっくりに描けて当然なんですね。
小原 そうです。原作者の井上(雄彦)さんのチェックも入りますしね。厳しい時は、動画を1枚ずつチェックされましたから。
小黒 へえ。
小原 あのCMでは、物量が多かったから、動画を外部にお願いしたんです。それで仕上がった動画をパラパラとめくってみて、おかしなところがなければ、僕はOKを出したんですけどね。
小黒 あれは動撮ですよね。セル画だと1枚1枚チェックするのは難しいけど、動画ならチェックできちゃいますもんね。
小原 ええ。
小黒 逆に言うと、動画1枚単位のチェックに耐えられるぐらいのクオリティが要求される、という事でしょうね。ところで、最近では3Dを使ったコマーシャルも手がけられていますよね。例えば「ごはんがススムくん」の場合、どこからどこまでの部分をやられているんですか(注8)
小原 あれは、冒頭のアニメーションの部分――まあ、箸の上げ下げだけの画がアニメーションと言っていいのか分からないけど。でも、あれはセンスがいるんですよ(苦笑)――と、あとつるんと回って怖い顔になる時の、3D用のサンプルの画を起こしています。つまり、下からフットライトが当たったらこんな感じになる、という画をね。そういう変わった注文もこなすんですよ。

●「animator interview 小原秀一(2)」へ続く


(02.05.23)


(注6)C.C.Lemonのコマーシャル
サントリーの清涼飲料水「C.C.Lemon」のCM。彼は少し前に放映されていた、イラスト調のキャラクターが商品名を連呼するパターンのものの作画を担当。桜沢エリカ他、様々なキャラクターのバージョンがあった。

(注7)「SLAM DUNK」のキャラクターを使ったコマーシャル
井上雄彦原作「SLAM DUNK」の主要キャラクターが登場する「Aleph(資生堂)」のCMは、鉛筆タッチを活かした、迫力のペーパーアニメ。しりとりアニメ形式で、全編合わせると90秒だが、TV放映時はそれが分割されて放映された。

(注8)ごはんがススムくん
いかにも漫画的なキャラクターが、くるりと一回転するとリアルな3Dのキャラクターになる、話題のCM。様々なバージョンがあるが、全て彼の手によるもの。
 
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編集・著作:スタジオ雄  協力: スタイル
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