フランス映画祭2012上映作品
『アーネストとセレスティーヌ』に注目!
今年でめでたく20回目を迎える「フランス映画祭」が、6月21日より4日間、東京・有楽町マリオンの2会場で開催される。今回の上映作品の中には、長編・短編合わせて3本の新作アニメーションが含まれている。
長編『アーネストとセレスティーヌ』は、ベルギー出身の女性絵本作家、ガブリエル・バンサンの代表作「くまのアーネストおじさん」シリーズの映画化。大きくて無愛想なくまのアーネストおじさんと、小さなネズミの女の子セレスティーヌの出会いと冒険を描いた、ハートウォーミングな作品だ。淡い水彩画タッチの可愛らしい絵柄と、表情豊かで緩急に富んだ作画が魅力的。下記リンクは映画本編からの抜粋映像。
監督は、短編『ネズミのしっぽ』が各国映画祭で好評を博したベンジャミン・レネールと、日本でもDVDリリースされたアヌシー映画祭グランプリ作品『パニック・イン・ザ・ヴィレッジ』のステファン・オビエ&ヴァンサン・パタールが共同で担当。原作読者ならずとも注目の作品だ。
短編プログラムは、全6本のうち2本がアニメ。ジャン=クロード・ロゼック監督の『ビンぞこメガネ』は、近眼の少年が見る不思議な世界をティム・バートン風のビジュアルで描いたファンタジー。ユーゴ・フラセット監督の『踏切警手』は、辺鄙な田舎で踏切警手を務めるおばあさんのささやかな抵抗を台詞なしで描いた作品。どちらも各国映画祭で高い評価を受けている。
上映日時、チケット料金などは下記公式サイトへ。
●「20thアニバーサリー フランス映画祭」公式サイト
http://unifrance.jp/festival/2012/
(12.06.04)