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井上喜久子&日向めぐみ『奥さまは魔法少女』主題歌発表
異例の公開合同取材に潜入


 「井上喜久子、17歳でーす」「――おいおい」
 井上喜久子が壇上に現れて挨拶すると、会場からは一斉に、お約束の温かいツッコミの声が上がった。10日、7月から放映開始する『奥さまは魔法少女』の主題歌のマスコミ合同取材&試聴会が都内で開かれた。この試聴会には、マスコミ各社だけでなく、ネット等で募集したファンも参加。ちょっとしたミニイベントといった趣の、異例の「公開合同取材」となった。
 『奥さまは魔法少女』は、7月よりUHF局を中心に放送されるTVアニメ。監督は錦織博、キャラクターデザインは長谷川眞也、制作はJ.C.STAFFという、注目の布陣である。主人公の浅羽嬉子は、27歳の人妻にして魔法少女(!?)。演じるのは「お姉ちゃん」こと、井上喜久子だ。
 井上が歌うエンディングテーマ「jewelry」が流れた後、本人が登場。作品や曲についての感想を披露した。作品については「タイトルを聞いたときは、アラッ? と思ったけれど、実は感動できる話なんです」という。また、「主人公は27歳と――自分より10歳上ですが(笑)――年齢も近く、そのドジボケぶりは他人とは思えない」と、ファンの期待を裏切らないコメントも。
 実は、彼女はソロで主題歌を歌うのは、これが初めて。そのためレコーディングはいつにも増して緊張したのだという。「タイトルからうきうきした曲だと思っていたのですが、実際にはしっとりとしたいい歌で、感動した」とか。「歌詞の中に、“井上”が出てくるんですよ」と謎めいた発言もあったが、これは歌詞をよく聴けば分かるそうだ。
 ここでマスコミ各社による写真撮影をはさんだ後、オープニングテーマを歌う日向めぐみが登場。その「ホーム&アウェイ」は、故・岡崎律子とのユニット・メロキュア名義でのリリース。メロキュアファンには思いがけない新曲のプレゼントとなった。実は、曲の発注はかなり以前にあったのだという。番組の放映開始が遅れたために、このようなリリースとなったのだ。オケと日向のボーカルについては新たに録り直しているが、岡崎のパートは以前に録ったものをそのまま使用している。
 日向は「ずっと温めていたものなので、リリースできたので嬉しい」と語る。「メロキュアファンのための曲を作りたいという、2人の気持ちからできた曲。ファンも一緒に、みんなで歌えるように作った」とか。“踊れるメロキュア”第1弾と日向が言うように、リズミカルでノリのいい曲に仕上がっていた。

 記者発表としてはここまでで終わりとなるところだが、そこは「公開」合同取材。井上喜久子が、今度は魔法少女のコスチュームに着替えて登場。場内は驚きと笑いに包まれ、拍手喝采。「コスプレが大好き」という彼女の、コスプレについての熱いトークが炸裂し、日向にフォローされる一幕も。非常に和やかなムードでイベント――いや、合同取材は終了した。
 今年で声優デビュー17周年を迎えるという、井上喜久子。彼女が、奥さまにして魔法少女という突飛な役をどう演じているのか、楽しみに放映を待ちたい。

●番組情報
『奥さまは魔法少女』
7月より、ちばテレビほかにて放映スタート

●リリース情報
「ホーム&アウェイ/jewelry」(『奥さまは魔法少女』主題歌カップリングシングル)
発売日:7月27日
発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
COCC-15786
価格:1260円(税込)
[Amazon]

●関連サイト
『奥さまは魔法少女』公式サイト
http://www.mahousyoujo.com/
BIGLOBEキャラクター『奥さまは魔法少女』特設サイト
http://character.biglobe.ne.jp/special/mahousyoujo/

(C)2005 J.C.STAFF・錦織博・池口和彦/奥さまは魔法少女製作委員会

(05.06.15)

 
 
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