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INTO ANIMATION 4開催
個人作品100本の洪水におぼれよう


▲広島アニメーションフェスティバル2004デビュー賞の細川晋の『鬼』。水の表現が素晴らしい。
 「INTO ANIMATION」が2年ぶりに開催される。個人アニメーション作家の団体・日本アニメーション協会が主催する、上映を中心としたイベントだ。
 会員作品上映、子供のための作品上映、みんなのうた大合唱、60年代特集、『死者の書』+『冬の日』上映、といった4日間のべ14プログラム・100本を越える作品上映のほか、ワークショップや持ち込み上映コーナーなども用意。上映プログラムには作家のトークも挟まれる予定。日本最大の個人アニメーション作家団体だけあって、質、量ともに圧倒的な内容だ。

 特に、国内初お目見えとなる、山村浩二の新作『年をとった鰐』には注目が集まる。来春劇場公開が決定した、川本喜八郎の最新作『死者の書』の予告編も上映される。
 また、「実験とアートの時代!'64-71」と題したプログラムでは、草月ホールで「アニメーション・フェスティバル」が開かれていた時代にスポットを当て、当時の貴重な実験アニメーションの数々を特集。久里洋二、古川タクらに加え、林静一、手塚治虫、和田誠といった面々の実験的な作品も上映される。

▲山村浩二の期待の新作『年をとった鰐』。7月17日のみの上映。19日はダイジェスト版とおまけを上映する。

▲日本アニメーション協会会長・川本喜八郎の『死者の書』。 先月完成したばかりの新作だ。

 個人作家の作品と聞き、実験的な作品ばかりでは、と尻込みするかもしれないが、中には、稲葉卓也によるNHK―BSのキャラクター・ななみちゃんのスポット集や、昨年『スキージャンプ・ペア』で話題をさらった真島理一郎の新作、大地丙太郎の『まかせてイルか!』なども混じっており、非常にバラエティに富んだプログラムになっている。
 入場は無料。詳しいプログラム等は下記のサイトを参照の事。

日時:7月16日(土)〜7月19日(火)
会場:セシオン杉並(東京・杉並区)
料金:入場無料

●公式サイト
イントゥ・アニメーション4 サマーホリデー杉並
http://www.jaa.gr.jp/into04/

【お詫びと訂正】 『死者の書』の本編が上映されるとお知らせしましたが、予告編のみの上映となります。お詫びして訂正致します。

(05.06.23)

 
 
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