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フランス・アニメーションの豊かな世界を味わう
第2回「日仏アニメーションの出会い」


 「日仏アニメーションの出会い」が今年も開催される。初開催だった昨年は、全国公開に先駆け話題作『ベルヴィル・ランデブー』を上映(しかも今敏と井上俊之の対談つき)するなど、意欲的なプログラムの数々に驚かされたが、今年もなかなか豪華なラインアップが用意されている。場所は東京日仏学院、期日は9月30日から3日間。
 「ルネ・ラルーへのオマージュ」と題したプログラムでは、昨年亡くなったルネ・ラルーの作品を特集。代表作『ファンタスティック・プラネット』のほか、監修したTVシリーズ『吸血鬼エルネスト』、そして最後の監督作となった『ワン・フォはいかにして救われたか』を上映する。
 また、一昨年日本公開され、話題を呼んだ『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督も来日。昨年フランス公開の『キリクと謎の呪い亀』や『プリンス&プリンセス』、さらに準備中の次回作『アズールとアスマール』の一部を上映する。ミッシェル・オスロと言えば、平面的かつ幻想的な映像が魅力だが、どのような新作映像が見られるのか、楽しみだ。オスロ監督と高畑勲、川本喜八郎との鼎談も予定されている。
 さらに『雪深い山国』の夢幻的な味わいが忘れがたい、ベルナール・パラシオス監督の短編作品を特集。こちらも監督本人が来日し、山村浩二と対談が組まれている。
 詳しいプログラム・日程は関連サイトの情報を参照の事。過去から現在までつらなるフランス・アニメーションの豊かな世界、その一端に触れられる、洒落た上映会だ。

第2回 日仏アニメーションの出会い
日時:9月30日(金)〜10月2日(日)
場所:東京日仏学院2F エスパス・イマージュ
料金:1プログラム1000円(全回共通パス2000円)
問合せ:東京日仏学院 03-5261-3933

●関連サイト
東京日仏学院
http://www.institut.jp/



(05.09.21)

 
 
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