劇場版『機動戦士Zガンダム』の第2部「恋人たち」がいよいよ今週末公開になる。“A
New Translation”と銘打たれたこのシリーズ、5月公開の第1部「星を継ぐもの」は、単なるTVシリーズの総集編にとどまらず、大胆な省略や多数の新作パートの投入で、ニュアンスの変更にまで踏み込んで話題を呼び、20年前のTVシリーズの総集編という事を考えれば、異例の大ヒットとなった。
サブタイトルの「恋人たち」とは、カミーユとフォウ、シャアとレコア、アムロとベルトーチカ、カツとサラ、エマとヘンケンといったカップルの関係が重奏的に描かれていく事を暗示しているのだろう。第2部は、フォウの悲恋、Zガンダムの登場等、TVシリーズでも重要なエピソードが満載なだけに、どのように“訳し直し”がなされているのか、気になるところだ。すでに、フォウ役をゆかなが、サラ役を俳優の池脇千鶴が演じるなど、第1部のロザミアに続いて、敵側ヒロインのキャスティングの変更が告知されており、ファンの話題となっている。最終章となる第3部への、見事な橋渡しを期待したい。
10月29日(土)より、全国ロードショー。