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昭和特撮テイストたっぷりのフルCG作品
『惑星大怪獣ネガドン』レイトショー公開


 フルCG怪獣映画『惑星大怪獣ネガドン』が、「東京国際ファンタスティック映画祭」の招待上映に続き、11月5日より東京・テアトル池袋にてレイトショー公開される。これは「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」や「爆竜戦隊アバレンジャー」等に参加した映像作家の粟津順が、原作・脚本・監督を務めた自主制作映画。昭和百年(西暦2025年)の世界を舞台に、怪獣ネガドンとそれを迎え撃つ人間型汎用歩行重機・MI―6(ミロク)二号機の戦いが描かれる。


 「怪獣映画誕生 五十周年記念作品」と銘打たれた本作は、正に映像の全てがCGで制作された怪獣映画。わずか25分余りの短編ではあるが、スクリーンサイズはシネスコ。徹底して作り込まれており、タイトルロゴやメカデザインからフィルムの質感に至るまで、昭和の特撮映画(それも1950年代の東宝作品!)を彷彿とさせるクラシカルな味わいがたっぷりだ。以前より公式サイトで公開されている予告編を目にして、興奮した特撮ファンも多いだろう。
 テアトル池袋での公開は11月5日(土)〜11月11日(金)の1週間。連日、粟津順監督の舞台挨拶があり、5日(土)、8日(火)、9日(水)にはゲストを招いてのトークショーが予定されている。詳しくは公式サイトを。

[あらすじ]昭和百年を迎えた近未来。世界の人口は100億を超え、資源探求のための宇宙開発事業「火星テラフォーミング計画」が国際規模で進行していた。ロボット工学の権威・楢崎龍一は、かつての研究助手・吉澤に、ロボット研究の再開を依頼されるが、隠遁生活の中、科学の誤用も懸念し、その申し出を断る。そんな折り、火星より帰還途中の宇宙船貨物「いざなみ」が日本に墜落。落下した「いざなみ」に積載されていた怪獣ネガドンが墜落現場から覚醒。ネガドンは強力な破壊能力を有し、首都東京に向け侵攻する。人間の放つ攻撃をいとも簡単に打ち砕くネガドン。その模様をつぶさに映し出すTV映像を見つめる楢崎の脳裏に、事故で亡くした娘・恵美との約束が蘇る。「ロボットが人類のために活躍する未来を創るのが、父さんの夢だ」。亡き娘との約束、そして科学と人類の未来を守るため、楢崎は立ち上がる。彼が向かった先は、彼自身が科学の結晶をかけ作り出したロボット・MI―6(ミロク)二号機。かくして、楢崎操る巨大ロボットMI―6二号機と、宇宙怪獣ネガドンの天地をも揺るがす壮絶な死闘が始まる。

『惑星大怪獣ネガドン』
日時/11月5日(土)〜11月11日(金) 連日21時〜
場所/東京・テアトル池袋(03-3987-4311)

●キャスト
楢崎龍一/清水大
吉澤政次/笹原琢磨
楢崎恵美/湯本あかね
TVアナウンサー、ナレーション/貴志昌文

●スタッフ
原作・脚本・監督/粟津順(スタジオマガラ)
音楽・音響効果/寺沢新吾
製作・著作/粟津順、コミックス・ウェーブ

●関連サイト
惑星大怪獣ネガドン
http://www.h2.dion.ne.jp/~magara/project.html
コミックス・ウェーブ
http://www.cwfilms.jp/negadon/
テアトル池袋
http://www.cinemabox.com/schedule/ikebukuro/index.shtml

(05.11.01)

 
 
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