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【情報局】マニアのためのＤＶＤチェック（12）
『練馬大根』の解説書に「ネリマエモン」

　今さらだけど、８月にリリースされた『練馬大根ブラザーズ』VOL.04について。主にその解説書について紹介しよう。このVOL.04は『練馬大根ブラザーズ』ＤＶＤシリーズの最終巻。VOL.01からVOL.03は解説書の代わりにパンダイコンのくっつきメモ等のオマケがつけられており、VOL.04で初めて解説書がつけられる事になった（ただし、VOL.03までのオマケも、VOL.04の解説書も初回生産分のみの特典だそうだ。買われる方はお気をつけて）。その解説書の編集を、ＷＥＢアニメスタイルの小黒編集長と彼のスタジオ雄が担当した。
　解説書の内容は以下の通り。

・これが練馬大根ブラザーズの初期キャラクターデザインだあ!!
・全話story＆guest chara！
・『練馬大根ブラザーズ』監督ナベシン、各話を語る
・近藤高光のマンガ版の１話を再録
・松崎しげる　『練馬大根』を熱く語る！
・ナベシンが語る！　メインキャラクター裏話!!
・幻のエピソード「ネリマエモンヒルズ」を大公開！　ナベシン描き下ろし絵コンテ付き!!

　と、まあ、ページ数は少ないけれど、なかなか充実した内容となった。

　見どころのひとつが「初期キャラクターデザインだあ!!」。企画段階で近藤高光によって描かれたものでイチローがコワモテだったり、マコがシスターだったりと、なかなかレアな資料。
　「ネリマエモンヒルズ」は脚本が決定稿になったものの映像化されなかったエピソード。当初『練馬大根ブラザーズ』は全13話で予定されていたが、途中で全12話に変更。それで第５話予定だった「ネリマエモンヒルズ」が、ネタが古くなっていたという理由でオミットされた。この解説書では「ネリマエモンヒルズ」の脚本を抜粋して、その内容を紹介している。この記事にはナベシン監督の描きおろしコンテがついているが、脚本の内容とほぼ関係ないのがナベシンらしいお茶目なところだ。
　『練馬大根ブラザーズ』のＤＶＤシリーズは、毎回ナベシン監督とゲストのコメンタリーがついており、VOL.04ではマコ役の松本彩乃がゲストだ。

☆今回取りあげたＤＶＤソフト（他のタイトルはアニスタ予定表の［ソフト］をご覧下さい）

●2006年８月23日
「おろしたてミュージカル　練馬大根ブラザーズ」VOL.04（ＴＶ・2006）
価格：5565円（税込）
発売元・販売元：アニプレックス
［Amazon］

(06.11.17)

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