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アニメ本・聞いた・見た・買った(1)
『鬼太郎』ムックが2冊競合!


 アニメ関連書を紹介する新コーナー。ここでは近日発売予定の本を中心に紹介していこう。毎月のアニメ関連書の洪水の中から、注目の本をピックアップ。面白い本を見つけるガイドとして役立ててほしい。
 今回は12月前半の刊行物を中心に、気になる本を取り上げる。発売日、価格等の情報は特に注意がない限りすべて予定なので、実際に購入される場合には、十分確認してください。

 ついに第1期、第2期のDVD-BOXが発売となる『ゲゲゲの鬼太郎』。それに合わせたのか、アニメ版『鬼太郎』関連の書籍が2種類、別々の出版社からほぼ同時に刊行される。ひとつは「アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎マニアックス」(一迅社)。もうひとつが「アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』コンプリート大全」(講談社)だ。よく似たタイトルなので間違えないように。どちらも6日頃の発売だ。
 現在得ている情報では、「マニアックス」はA4と大判、「コンプリート」はB5とコンパクトになっているらしい。アニメ『鬼太郎』についての書籍は、第4期の放映中に出版された『ゲゲゲの鬼太郎解体新書』ぐらいで、まとまったものはこれまでなかったはず。4度のアニメは、それぞれ特色があるだけに、2冊がどう取り上げているのか、今から楽しみだ。『鬼太郎』関連では、来年に実写映画も控えており、さらには別の動きもあるようだ。その予習のためにもぜひ。

 続いては「ダーティペア コンプリートアートワークス」(新紀元社)。サンライズ作品を中心に、最近積極的にアニメ関連書を出版している新紀元社の新刊。秋頃に告知が出て以来、なかなか正式な予定が出ず、やきもきしていた方もいるのでは? すでに店頭に並んでいるところもある。他のアートワークス同様、設定資料中心だが、土器手司のインタビューも掲載。

 毎日新聞社デジタルメディア局による「まんたん」は、WEBとフリーペーパーで展開する、ゲーム、アニメ、ゲーム等の情報を横断的に扱うプロジェクト。新聞社らしい取材力が魅力だ。「新世紀エンタメ白書2007」(毎日新聞社)は、その成果を1冊にまとめたもの。アニメレビューがまとまって読めるだけでもありがたい。8日頃の発売。

 12月後半には、かなり多くの刊行物が予定されているが、それはまた次回に。ただひとつだけ、気になる本を先取りで紹介しておこう。
 「シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星」(ワニブックス)は、『ガンダム』のシャア役で知られる、池田秀一の自伝だ。内容紹介をみる限りでは、タイトルどおり『ガンダム』の話題が中心のようだが、名子役としても知られただけに、いろいろな話題が載っていそうだ。楽しみな一冊。22日頃の発売を予定してる。

 ここに紹介した本の発行予定等の詳細は、アニメスタイル予定表を参照してほしい。取り上げられなかった本の情報も掲載している。というわけで、残りは次回へ(B)


(06.12.01)

 
 
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