WEBアニメスタイル

←BACK

アニメ本・聞いた・見た・買った（２）
『鉄コン』３連発を見よ！

　すでに発売になっているけれど、「お友だちになりたい！　43人のクリエイターとの対談集」（日経ＢＰ社）の紹介から。「日経エンタテインメント！」誌に掲載された、飯島愛の対談集だ。各界の著名人に混じって、大山のぶ代や庵野秀明、宮崎吾朗といった、アニメに関係のある方々の名前がある。富野由悠季監督に至っては、飯島が『ガンダム』ファンということで、２度も登場。連載中から率直な発言が注目だっただけに、まとまって読めるのは嬉しい。また、日経ＢＰ社からは、ムック「大人のガンダム」の第３弾も刊行される。来週には店頭に並ぶと思われる。
　さらに『ガンダム』つながりで、竹書房のパーフェクト・アーカイブ・シリーズに、『機動戦士ガンダム』が登場。今回は「ジオンＳＩＤＥ」と銘打ち、ジオン視点で『ガンダム』を紐解くという。「連邦軍ＳＩＤＥ」も続けて発刊されるようだ。22日頃の発売を予定。また、池田秀一の自伝「シャアへの鎮魂歌」（ワニブックス）については前回触れたとおり。これも22日前後。
　富野監督作品と言えば、最近積極的に資料集を刊行している一迅社から、「リーンの翼　解析設定資料集」が刊行。設定画が多そうな作品だけに楽しみ。19日頃の予定。
　女性を中心に大人気の『今日からマ王！』。昨年末刊行のムックは即完売、年明け即増刷と、アニメムックとしては異例の売れ行きを示して驚いたけれど、その第２弾『今日からマ王！大研究２』（角川書店）が発売される。22日頃。
　劇場作品では、話題作『鉄コン筋クリート』関連の本がいくつか予定されている。原作の版元である小学館からは、「鉄コン筋クリート　ジ・アニメーション」が刊行。さらに飛鳥新社からは、「クロｓｉｄｅ」「シロｓｉｄｅ」として、「美術設定・アートボード集」「背景美術集」の２冊が出る。実際に観ていただければ分かるが、背景美術がひとつの見所となっている作品なだけに、これは嬉しい。

　最後にすでに11月末に刊行になった本だけど、「トップをねらえ２！　画コンテ集」がガイナックスより発売中だ。ポイントは『合体劇場版』用新作カットの画コンテも収録されているところ。また、巻末の鶴巻和哉監督インタビューも、各話のコンテの割り振りにも触れていて面白い。

　いずれも発売日は予定。詳細は店頭で確認してほしい。そのほかの出版予定はこちらで。（Ｂ）

(06.12.15)

←BACK

↑PAGE TOP