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【情報局】７月の劇場アニメ（５）
ミッシェル・オスロ最新長編『アズールとアスマール』

青い瞳と白い肌のアズール。黒い瞳と褐色の肌のアスマール。２人はアラビア人の乳母ジェナヌのもとで兄弟のように育てられた。だが、彼らはやがて離ればなれに。立派な青年に成長したアズールは、乳母の子守歌にあった遠い国を目指し、海を渡る。美しいジンの妖精に会うためだ。しかし、その国では青い瞳は不吉の象徴だった。アズールは盲目のふりをして、ひどく口の悪い男クラプーと共に町をさまよう。すると、思いもよらない再会が彼を待ち受けていた……。
『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督の最新作は、中世イスラムを舞台にしたファンタジックな成長ドラマ。影絵を使ったこれまでの作品とは違い、新たに３ＤＣＧアニメーションを使って独自の世界を構築している。見どころはエキゾチックな色彩美、心地よいリズムを刻む様式的演出、そしてシンプルだが寓意に富んだ物語。個性的なキャラクター達が織り成す飄々としたユーモアも大きな魅力だ。日本語版監修・翻訳・演出を高畑勲が務め、三鷹の森ジブリ美術館が配給を担当する。字幕版も同時上映。

『アズールとアスマール』Azur et Asmar
７月21日（土）より、シネマ・アンジェリカ（渋谷）他にて全国順次ロードショー

●キャスト　※（）内は日本語版キャスト
アズール／シリル・ムラリ（浅野雅博）
アスマール／カリム・ムリバ（森岡弘一郎）
ジェナヌ／ヒアム・アバス（玉井碧）
クラプー／パトリック・ティムジット（香川照之）
シャムスサバ姫／ファトマ＝ベン・ケリル（岩崎響）

●スタッフ
原作・脚本・台詞・デザイン・監督／ミッシェル・オスロ
背景／アンヌ=リズ・ルルドレ・コレール
助監督／エリック・セール
音楽／ガブリエル・ヤレド
配給／三鷹の森ジブリ美術館

●公式サイト
http://www.ghibli-museum.jp/azur/

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