web animation magazine WEBアニメスタイル

 
TOPICS
アニメ本・聞いた・見た・買った(20)
声優関連書籍が相次ぎ刊行


 今回は9月前半の注目書をご紹介しよう。
 「トップクリエイターが教えるキャラクターの創り方」(毎日コミュニケーションズ)は、マングローブの『サムライ チャンプルー』『Ergo Proxy』2作品を取り上げて、アニメ制作の工程を紹介する本だ。いただいたリリースによると、「えんぴつの線を始めとするアナログの世界から、CGによるデジタル環境での作画に至るまでのクリエイターたちの思考や手作業」を明らかにしつつ、「ラフスケッチなどの貴重な資料をもとにしたクリエイターの生の声、ポイント解説がアニメ制作の“現場”をリアルに読者に伝え」る内容だという。中沢一登ほか、スタッフインタビューも掲載されているそうだ。10日前後には店頭に並んでいるはずだ。
 続いて「∀ガンダム アートワークス」(MdN)。リリースによると「∀ガンダムのアートボードを大量に掲載」し、ビジュアルで見せる構成になっているようだ。すでに公開されている書影も大胆な配色が魅力的だ。もちろん、富野由悠季総監督のインタビューも掲載されている。18日刊行予定。
 『ガンダム』関連書でもう1冊。仲吉昭治、松本悟著「俺たちのガンダム・ビジネス」(日本経済新聞社)が、20日刊行予定。所謂ガンプラについての本のようなので、アニメの話題がどれほどあるかは定かではないが。さらにバンダイつながりで、バンダイキャラクター研究所主任研究員である、相原博之の「キャラ化するニッポン」もご紹介。こちらはWEBの同名連載がもとになっているようだ。WEBの連載を見る限り、アニメというよりも、キャラクタービジネスの本に見える。講談社現代新書より20日刊行予定。
 声優関連の本も相次いで刊行予定だ。「声王子2 Voice of Prince Special 」(エンターブレイン )は女性向けゲーム誌の人気連載の単行本化第2弾。宮野真守ら人気男性声優のグラビアとロングインタビューが充実。すでに先月末刊行済みだ。
 「Aice5メモリアルフォトブック recollection」(学習研究社)は、声優ユニットAice5の解散に合わせて19日に刊行される。今年のライブの写真や、浅野真澄によるメンバーのオフショットなどが満載とか。さらに、学研からは、「ボイスクロニクル」も刊行。アニメディアの連載を単行本化したもの。田村ゆかりや能登麻美子、宮野真守などが取り上げられている。26日刊行予定。
 ファースト写真集がかなりのヒットとなった、平野綾のフォトエッセイ集「1/19 Bpm」が主婦の友社から刊行。こちらは20日刊行予定だ。
 ここで紹介した本は刊行済みのものを除き、タイトル、発売日ともすべて予定で、変更される可能性がある。購入する際には、店頭などで現物を確認してほしい。そのほかの本の予定はこちら。(B)


(07.09.07)

 
 
  ←BACK ↑PAGE TOP
 
   

編集・著作:スタジオ雄  協力: スタイル
Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.