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アニメ本・聞いた・見た・買った（22）
終了作品にスポットをあてる３冊

　秋はアニメの季節。劇場作品やＴＶ番組改変期で、ドッと見るべき作品が増えるが、たまには書籍で、少し前の作品を振り返ってみるのもどうだろう。
　……と始まりたくなるほど、10月中旬は、「少し前」の作品を扱った書籍が出る。一定の評価を得た定番作でもなく、現在ホットな話題作でもない、そうした作品の書籍を出すにあたっては、出版社も苦労や不安があるだろう。応援したい。まあ、中には単に発売が遅れて時期外れになってしまった、というケースもあるかもしれないが（苦笑）。
　「ｓｏｌａ　ビジュアルファンブック」（一迅社）は、美少女ゲームで人気のイラストレーター＆シナリオライターが組んだ、オリジナルアニメのムック。人気クリエイターのタッグ作ということもあって、出版者側も特設サイトを作ってサンプルを公開するなど、気合いが入っている。先月下旬に発売されたばかりの４巻、今月末発売予定の５巻に収録されているＴＶ未放映エピソードの紹介もあるとか。13日前後の発売予定。
　続いては、「よみがえる空―RESCUE WINGS　公式ガイドブック　航空自衛隊　航空救難団の実力」（ホビージャパン）。あまりにシブ～イ作風が逆に話題となったこの作品、放映終了から１年半経っての書籍出版となった。飛行服姿の能登麻美子の表紙がまぶしい（笑）。実際の航空救難団の活動や航空機にもアプローチした内容になっているという。10月13日前後の発売予定。
　「牙　オフィシャルファンブック」（新紀元社）は、この３月に終了した『牙』の公式ガイド。シリーズ構成を担当した井上敏樹らしいエキセントリックなキャラクターとストーリーが目を引いた作品だった。制作協力でクレジットされているスタジオ・ライブが編集に参加しているということなので、そうした作品の魅力に十分迫るものになっている事を期待しよう。中旬の発売を予定している。
　最後に紹介するのが、「田村ゆかり写真集　そらいろ。」（コナミデジタルエンタテインメント）。人気声優なだけに、これがファースト写真集というのはちょっと意外。ハワイロケの撮り下ろしが満載という。10日前後の発売予定。
　今回はここまで。下旬には『ヱヴァンゲリヲン』がらみの書籍も予定されているようだが、それは次回にご紹介しよう。
　ここで紹介した本は刊行済みのものを除き、タイトル、発売日ともすべて予定で、変更される可能性がある。購入する際には、店頭などで現物を確認してほしい。そのほかの本の予定はこちら。（Ｂ）

(07.10.05)

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