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アニメ本・聞いた・見た・買った(23)
10月後半、充実のラインナップ


 まずはすでに刊行されたものから。「THE ANALYSIS OF EX MACHINA」(講談社)は、今週末より公開の劇場作品『EX MACHINA』のメイキングブック。士郎正宗による初期設定なども掲載。スタッフインタビューも充実している。
 さて、10月下旬はアニメ関連書が目白押しだ。『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』が大ヒットを記録したこともあって、「エヴァ」関連書が2冊。
 「THE ESSENTIAL EVANGELION CHRONICLE SIDE A」(ソニー・マガジンズ)は先頃完結した全30冊の分冊百科「EVANGELION CHRONICLE」から派生した書籍だという。TVシリーズと前劇場版を取り扱っている。25日の刊行予定。11月には「SIDE B」が刊行されるという。
 一方、今回の劇場版を扱ったオフィシャルブックが「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 ENTRY FILE 1」(角川グループパブリッシング)。公開直後の予定だった発売日を大きく遅らせただけあって、本編写真や充実した記事が楽しめそうだ。31日刊行予定。
 劇場といえば、日本でも5月にWOWOWで放映された『AFRO SAMURAI』の再編集版が劇場公開されるのに合わせて、「AFRO SAMURAI MANIAXXX!」(ソフトバンククリエイティブ)が出る。「世界唯一の公式ビジュアルガイド」がうたい文句だ。27日頃を予定。
 コナミデジタルエンタテインメントからは「鋼鉄三国志設定集〜六駿探究之書〜」が刊行。9月に放映が終了したばかりの『鋼鉄三国志』の公式ガイドだ。26日頃を予定。
 今頃こんな本がと驚いたのが、「ジャイアント・ロボ THE ANIMATION 地球が静止する日 完全設定資料集」(一迅社)だ。長期にわたり、複雑な経緯をたどった作品だけに、資料がどれほど残っているのかちょっと心配だが、編集部の頑張りが今から楽しみだ。27日刊行予定。
 川中利満編「THE仕事 アニメ・マンガの世界で働きたい君へ」(毎日新聞社)は、編者・版元を考えれば、まんたんブロード編集部がからんでいるのだろう。発売日は下旬を予定。
 下旬の注目は「映画監督・舛田利雄 アクション映画の巨星舛田利雄のすべて」(シンコーミュージック・エンタテイメント)。舛田利雄は日活アクションや東宝・東映の大作で活躍した。アニメでは劇場版『宇宙戦艦ヤマト』『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の監督として知られる人物。ロングインタビューと作品紹介によって、彼の魅力に迫るという。どれくらいの分量かは不明だが、『ヤマト』の話題もあるようだ。
 日活アクションといえば、9月に出た本だが紹介しそこねていた本を紹介しておこう。「日活アクション無頼帖」(ワイズ出版)は故・山崎忠昭が自身の日活アクションでの脚本家としての仕事を回想した本。アニメ脚本家としても活躍しただけに、アニメ関連の話題もちらほらと登場する。
 ここで紹介した本は刊行済みのものを除き、タイトル、発売日ともすべて予定で、変更される可能性がある。購入する際には、店頭などで現物を確認してほしい。そのほかの本の予定はこちら。(B)


(07.10.19)

 
 
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