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アニメ本・聞いた・見た・買った（35）
総監督のファンは要チェックや！

　まずは前回の訂正から。
　『おおきく振りかぶって』のファンブックは、正式な書名が「PASH! ANIMATION FILE 01　おおきく振りかぶって」（主婦と生活社）と発表された。発売日も変更となり、５月10日と決まったようだ。編集部のブログによれば「PASH!本誌用の描き下ろしポスターの再収録ほか、本誌では未収録の声優対談完全版、スタッフインタビュー、キャラクターのプロフィールまで、『おお振り』ワールドがぎっしり」とのこと。「西浦高校VS桐青高校スコアブック」などの企画も面白そうだ。講談社のコンテンツが他の出版社から刊行されるという点にも注目したい。
　前回触れ損ねた本も紹介しておこう。「FREEDOM SCENARIOES 0→3」（小学館）は、タイトルどおり、『FREEDOM』の３話までのシナリオ集。大半はシナリオ再録だが、スタッフインタビューや設定資料なども少しだけ収録されている。
　さて、ベストセラーを出した勢いか、元ガイナックスプロデューサーで評論家である岡田斗司夫関連の本が相次いでいる。すでに出たものでは、「オタクはすでに死んでいる」（新潮新書）が、さらに５月には、森永卓郎との共著「おたくの経済学（仮）」（ＰＨＰ研究所）、「東大オタク学講座2008」（講談社文庫）などが刊行予定。どれも直接アニメの本というわけではないのだが、再文庫化された「オタク学入門」（新潮文庫）には、新しく富野由悠季総監督との対談が収録されているので注意。総監督のファンは要チェックだろう。
　さて、今後の刊行予定だが……と書こうとして、これから２週間はちょうどゴールデンウィークにあたる。残念ながら、本の流通もしばらくは停滞。というわけで、今回はここまで。
　ここで紹介した本は刊行済みのものを除き、タイトル、発売日ともすべて予定で、変更される可能性がある。購入する際には、店頭などで現物を確認してほしい。そのほかの本の予定はこちら。（Ｂ）

(08.04.25)

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