3月19日にポニーキャニオンより、川井憲次のベスト盤CD-BOXとライブDVDが同時発売される。いずれも川井ファンのみならず、劇伴ファンなら注目必至の充実した内容だ。さっそくご紹介しよう。
■PICK UP DISC
まずベスト盤CD-BOXは、川井憲次の長いキャリアの中から特に代表的な楽曲を、3枚組で60曲近くセレクトしたものとなっている。
『GHOST IN THE SHELL』『機動警察パトレイバー the Movie』といった押井守監督作品は勿論のこと、「リング」「DEATH NOTE」等の実写映画の音楽も含まれている。
収録曲の全容は公式サイトでチェックしていただきたい。
10,290円とやや高価だが、SACDとのハイブリッドで音質面にも期待が持てそうだ。『INNOCENCE』の和太鼓や巨大オルゴールがどんな音で鳴るのか、オーディオマニア的な視点でも楽しみな作品である。
2000年発売のベスト盤「K-PLEASURE」がすでに廃盤となっている事もあり、今回のリリースはファンにとって待望のものと言えそうだ。
K-PLEASURES〜Kenji Kawai BEST OF MOVIES〜 CD-BOX/川井憲次
PCCR-60001/10,290円/ポニーキャニオン/3月19日発売[Amazon]
ライブDVDは、昨年11月にパシフィコ横浜で行われた「川井憲次コンサート2007 Cinema Symphony」の模様を収録したものだ。オーケストラ、バンド、パーカッション、そして民謡コーラス等による総勢112名の大編成で、川井サウンドの世界を現出した舞台は圧巻の一言である。
こういったコンサートはまず開催機会が少なく、DVDともなるとさらに希少である。商品化には大いに拍手を送りたい。
Kenji Kawai Concert2007 Cinema Symphony/川井憲次
PCBP-51547/8,190円/ポニーキャニオン/3月19日発売[Amazon]
■新着ニュース
『カレイドスター』『京四郎と永遠の空』等の劇伴や『ARIA』シリーズの主題歌で知られる、窪田ミナが初のソロアルバムをリリースした。『ARIA』主題歌のリメイクを始め、クラシックと打ち込みを融合したサウンドはセンスと知性に溢れている。本人の圧倒的なピアノ演奏も聞きものだ。
モーメント/窪田ミナ
VICL-62756/3,045円/ビクターエンタテインメント/発売中[Amazon]
『アイシールド21』の主題歌とキャラクターソングを集めたベスト盤が発売になる。参加アーティストや声優陣も豪華である上に、2枚組に22曲を収録してこの価格は嬉しいところだ。作品のファンならばなおさら、思わず手が伸びる内容だろう。
『アイシールド21』complete BEST ALBUM
AVCA-26558/3,675円/エイベックストラックス/3月5日発売[Amazon]
今夏公開予定の宮崎駿監督の新作『崖の上のポニョ』のイメージアルバムが発売される。音楽を担当するのは勿論、久石譲だ。
スタジオジブリ作品のイメージアルバムには良作が多く、サントラ盤以上に久石譲の個性が伸び伸びと発揮されている場合がある。今作にも大いに期待したいところだ。(W)
『崖の上のポニョ』イメージアルバム/久石譲
TKCA-73309/2,800円/ 徳間ジャパンコミュニケーションズ/3月5日発売[Amazon]
(価格はすべて税込)
(08.03.03)
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