web animation magazine WEBアニメスタイル

 
TOPICS
【情報局】アニメ音楽CD瓦版(11)
春の新番組から注目の主題歌を紹介!


 そろそろ今月下旬あたりから春期新番組の主題歌がリリースされ始めてきている。皆さんはすでにお気に入りの楽曲を見つけただろうか。
 今期の主題歌の特徴として、ロック系、パンク系などのバンドサウンドが多い事が挙げられるだろう。アイドルポップ調やテクノ調の楽曲はやや減少傾向にあるようだ。
 今回はこれらの主題歌の中から注目曲をいくつかご紹介したい。

■新着ニュース

 『マクロス』シリーズ久々のTV作品である『マクロスfrontier』は、主題歌も坂本真綾と菅野よう子のタッグによる話題作だ。楽曲タイトルや歌詞は恐らく三角関係をモチーフにしたものだろう。シリーズの伝統は健在であるようだ。
 スピード感あふれる曲調には青春ものらしい勢いがあるし、目まぐるしく転調を繰り返していくのも、恋と戦闘が入り交じる番組内容によく合っている。
 また同時期に『マクロス』関連の旧作CDが数多く再発されるので、ファンの方にはそちらもチェックしていただきたい。

『マクロスfrontier』OP「トライアングラー」坂本真綾
VTCL-35024/1,050円/ビクターエンタテインメント/4月23日発売[Amazon]

 『図書館戦争』のEDは、ノイタミナ枠らしい爽やかでポップなロックナンバー。歌うは『おおきく振りかぶって』の主題歌でもお馴染みのBase Ball Bearである。まだ20代前半の若いグループだけあって、楽曲の隅々から瑞々しさと青春の匂いが伝わってくる。ヴォーカル・小出祐介の歌唱力にも注目だ。

『図書館戦争』ED「changes」Base Ball Bear
TOCT-22292/1,000円/EMIミュージック・ジャパン/5月8日発売[Amazon]

 『狂乱家族日記』のOP曲はいわゆる電波ソング、それもかなり強力な電波がゆんゆん出ているナンバーだ。その手の楽曲のマニアには諸手を挙げて推奨するが、あらゆる意味で「上級者向け」なので注意が必要である。
 HyperJoyV2ではすでに配信が決まっているらしい。早口言葉に自信のあるチャレンジャーは、酸欠覚悟でカラオケに挑んでみるのも一興だろう。

『狂乱家族日記』OP「超妻賢母宣言」MOSAIC.WAV
LACM-4491/1,200円/ランティス/4月23日発売[Amazon]

 実写ドラマ「風魔の小次郎」に出演した双子デュオ、ON/OFFが歌う『ヴァンパイア騎士』のOP主題歌は、番組内容にぴったりの耽美的でメロウな楽曲に仕上がった。
 ALI PROJECTを思わせるゴシック調のアレンジと、池田聡や酒井ミキオの系譜に連なるようなねっとりとした声質が、なんともエロティックなムードを醸し出している。

『ヴァンパイア騎士』OP「ふたつの鼓動と赤い罪」ON/OFF
SMCL-146/1,300円/ミュージックレイン/6月4日発売[Amazon]

 『あまつき』のEDは、作詞:岩里祐穂、作曲:梶浦由記、編曲:坂本昌之という豪華な作家陣が顔を揃えた注目の作品である。
 奇をてらわない正統派のバラードで、いわゆるEDらしいED曲だと言えよう。ピアノが中心のしっとりした伴奏に、物悲しいヴォーカルが相まってなかなかに泣かせてくれる。(W)

『あまつき』ED「名まえのない道」引田香織
FCCM-0229/1,050円/フロンティアワークス/6月18日発売

(価格はすべて税込)


(08.04.21)

 
 
  ←BACK ↑PAGE TOP
 
   

編集・著作:スタジオ雄  協力: スタイル
Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.