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「スカイ・クロラ 絵コンテ」を少しだけ紹介
第1回 竹内敦志の空戦パート


 アニメスタイルは、押井守監督の最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の絵コンテブックを発行する。その内容を少しだけ紹介しよう。
 『スカイ・クロラ』の主人公達、いつまでも年をとらないキルドレと呼ばれる存在。彼らは戦闘機に搭乗し、「ゲームとしての戦争」を戦っていく。本作の戦闘機は全て3DCGで表現されており、その空戦シーンが、セールスポイントのひとつとなっている。本作の絵コンテは、全てを押井監督が描いているわけではない。戦闘機が飛行する場面のみ、メカニックデザイナーである竹内敦志が執筆している。アニメーターでもある彼の絵コンテは、動かし方、形の取り方が、非常に作画アニメ的で見応えがある。この作画アニメ的に緻密に描かれたコンテを元に、3Dの空戦シーンが作られたのも面白い。
 押井監督が、どうして竹内敦志を絵コンテに起用したのか、彼が描いた絵コンテをどのように組み込んだのかについては、本書巻末の押井監督ロングインタビューで確認していただきたい。

▲映画冒頭の空戦シーンより。『スカイ・クロラ』のコンテはト書き、台詞部分に、PCでプリントアウトしたものが貼り込まれている。ト書きでもアクションの指示は細かい



▲上のコンテの続き。もがきながら脱出するパイロット。このカットは次ページに続くが、彼がどうなるのかは、劇場でご覧になった方はご存知のはず


▲優一と土岐野が初めて出撃したシーンより。竹内さんのパートはキャラ描写も格好いい。金田伊功からの流れを感じさせるニュアンスもあり


●公式サイト
http://sky.crawlers.jp/

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(08.08.20)

 
 
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