細田守最新作『サマーウォーズ』製作発表!
家族のバイタリティを描く、今夏の話題作

 18日、東京国際アニメフェア2009にて、ファン注目の細田守監督・最新作『サマーウォーズ』の製作発表があった。
 発表には細田監督の他、主演の神木隆之介、桜庭ななみ、そして前作『時をかける少女』にも出演した、谷村美月、仲里依紗の5人が登壇した。細田監督以外は全員10代という初々しい顔ぶれとなった。
 挨拶に立った細田監督は、「この作品は、アクションエンターテインメント。前作が今の日本の女の子のバイタリティを表現したいと思って作ったのに対して、今回は、家族達の持っているバイタリティを肯定的に描きたい。家族みんなで見ていただきたいと思っている」と語る。
 資料によると、『サマーウォーズ』は、ちょっと内気な高校生の小磯健二が、憧れの先輩・篠原夏希に頼まれ、彼女の曾祖母の家を訪ねるところから始まる。そこにそろった親戚一同の前で、夏希のフィアンセとしてふるまうように言われたのだ。奮闘する健二だが、その頃、世界に大きな危機が訪れようとしていた……。長野の旧家とネットというふたつの世界を舞台に、大家族が危機に挑むという物語だ。

 名子役として有名な神木も今年から高校生となる。同じ高校生である健二役について「同世代の雰囲気というか空気感をうまく出せたら」と抱負を語り、「数学ができる子で、ピンチのときに物事を客観的に見られるんですけれど、普段はちょっとおっちょこちょい。そのギャップを出せたらいい」と、演技派らしい感想を述べた。一方、ヒロイン・夏希役の桜庭は、ソフトバンクのCMでお馴染み。「声優は今回が初めて。何もわからなくて、ブースでのつぶやきがスタッフに聞こえてしまいました」と初々しい様子をみせた。谷村は「声で男の子を演じるのは初めてです。今回はチャレンジです」と意気込みを披露。仲は「また細田さんとご一緒できて嬉しいです。細田監督はすごく褒め上手なんです」と続けての作品参加を素直に喜びつつ、自分の演じている役について「今度は38歳の太っているおばんさんの役です」と周囲を笑わせた。
 細田監督によれば、「主人公は一応、健二ですが、出てくる30人以上の家族全体が主人公のようなもの」だという。さらに、デジタル世界と親族の世界という、まったく異なった題材を通して、コミュニケーションが描ければ、との狙いも明らかにした。
 最後に「今、作っている最中で予断を許さないのですが(笑)、『時かけ』の公開から、今日の発表まで時間がかかったのですが、ちゃんといい時間のかけ方をして作っているので、品質的には自信をもってみなさんにお薦めできる。そうなるよう頑張っています」と細田監督が挨拶。いやがおうにもファンの期待を高めてくれた。『サマーウォーズ』、夏の公開が今から待ち遠しい。

『サマーウォーズ』

夏 全国ロードショー

サマーウォーズ

●キャスト
小磯健二/神木隆之介
篠原夏希/桜庭ななみ
陣内栄/富司純子
池沢佳主馬/谷村美月

●スタッフ
監督/細田守
脚本/奥寺佐渡子
キャラクターデザイン/貞本義行
作画監督/青山浩行
アクション作画監督/西田達三
美術監督/武重洋二
音楽/松本晃彦
アニメーション制作/マッドハウス
製作/『サマーウォーズ』製作委員会

●公式サイト
http://s-wars.jp/

(09.03.18)