劇場版『空の境界』画コンテ集シリーズ、遂に完結
第七章「殺人考察(後)」画コンテ集、発売中!
劇場版『空の境界』の画コンテを、講談社BOXとアニメスタイルの共同編集で出版するプロジェクトも遂に完結。シリーズ最終巻となる、第七章「殺人考察(後)」の画コンテ集が発売中だ。
第七章「殺人考察(後)」は、作品の時系列で言うと、第二章「殺人考察(前)」の3年後にあたる最終章。再発した猟奇殺人事件を軸に、両儀式と黒桐幹也の心の交流を描く、情感あふれるエピソードだ。本章のコンテは、複数のスタッフによって描かれているのが大きな特徴。野中卓也(第二章監督)、小船井充(第三章監督)、平尾隆之(第五章監督)らが各々のパートを担当しており、これまでの画コンテ集と絵柄を比べながら読んでみるのも面白いだろう。また、上映時間も全七章中最も長く、本書も第五章同様、ちょっとした辞書並の分厚さだ。
巻末インタビューには、コンテ執筆者の1人でもある近藤光プロデューサーが登場。第七章がどのような経緯で119分という長さになっていったのかなど、『空の境界』制作にかける熱い想いを、シリーズ全体に関する総括も含めて、たっぷりとうかがっている。
通常の講談社BOXは銀色の箱だが、この画コンテ本のシリーズは特別仕様の黒い箱になっているのが目印。画コンテ本としては、お手頃な価格となっているので是非手にとってみてほしい。
最後にイベントの告知を。『空の境界』画コンテ集の完結を記念して、10月9日(土)〜11日(月)に徳島で行われるアニメイベント「マチ☆アソビ」にて、トークショー「劇場版『空の境界』画コンテを語る」が行われる。近藤光プロデューサーを始めとするufotableスタッフ(予定)、劇場版『空の境界』スーパーバイザーの太田克史さん(星海社)が登壇し、司会はアニメスタイル編集部の五所が務める。眉山山頂の林間ステージにて、10月9日(土)の17時からスタート。入場は無料だ。
●書籍情報
●ソフト情報
●関連サイト
講談社BOX
http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box
劇場版『空の境界』公式サイト
http://www.karanokyoukai.com/
「マチ☆アソビ」公式サイト
http://www.machiasobi.com/
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