第185回
スタジオでの就寝
『戦国BASARA弐』と『Panty&Stocking with Garterbelt(以下、パンスト)』ととある作品のコンテ、という3本同時の嵐が去りつつあります!
先週『BASARA弐』納品したし、今週は(とある作品の)コンテを2日ほど徹夜で終わらせ4〜5時間寝て、起きてからはまた徹夜で『パンスト』の原画チェックを終わらせ、あとはリテイク作業のみ。ここ数日はまともな場所でまともな時間寝られてないんです。
こーゆー忙しい時は当然スタジオ(会社)に泊まる事になります!
業界の人でない方も職種によっては会社で夜を明かす事もあるでしょうが、アニメの場合もっと極端で、人によっては
スタジオに住み始めます!
でもコレ、皆さんが思うほど悲惨な光景ではなく、本人たちは結構楽しんでたりするし、かく言う自分も27〜28歳頃は1年以上ほとんど自宅へ帰らずスタジオに泊まってて自宅のアパートの大家さんから「帰ってこないなら出てってくれ」と追い出された経験があるくらい夢中で面白かったんです。
なにせ大好きなアニメ制作現場と一緒に寝られるのですから!
朝から晩まで仕事仲間とアニメについて語り、起きたらすぐアニメが作れる——長い人生のうち数年くらいこーゆー時間があるのは素敵な事でしょ? だから皆、
健康には十分気を遣い、体にムリをかけない程度にどんどんスタジオ(会社)に泊まりましょう!
——というわけで、俺、今日は帰って寝ます!
(10.09.16)