この間からプロダクションI.G第6スタジオというところに通ってます。しばらく自宅作業だっただけになんか照れくさい感じ……。
でも、やっぱスタジオはいいですね。自宅作業よりだんぜんやる気が出ます!
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アニメ業界人ではない方たちに説明すると、アニメーターや演出家は作品ごとによく会社(スタジオ)を「移動」するんです。「移籍」じゃありません、大半は。だって、社員な人はごく一部ですから。よくアニメーターや演出家のプロフィールに「在籍」や「所属」と記されますが、ほとんどはその会社(スタジオ)とはなんの契約も結んでいない……在籍というより「座席がある」だけ。もちろん保障も何もついてきません。だからアニメーターの中にはある作品をキッカケにあるスタジオに席を作って、作品が終わってもずっとそこに居座ったあげく、他社の仕事しかしなくなる人がいたりして制作の人を困らせます。そりゃあ制作からすると、ウチの仕事しない人に机使わせるくらいなら、ウチの仕事をしてくれるアニメーターに机を貸したいのは当たり前ですよね。よって、人の迷惑になる事をしちゃいけません! と親から教えられた自分は、
いただいた仕事を終えて次の仕事を振られない限り、大人しく席を明け渡す!
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を繰り返しています。お馴染みのガイナックスやマッドハウスも同じ。何度も出たり入ったりしてるんです。ちなみに今まで渡り歩いた(席を設けてくれた)主なスタジオは
- テレコム・アニメーションフィルム(自分のアニメ人生の原点。正社員でした)
- ユーフォーテーブル(本当の初期に3〜4ヶ月。今や凄え会社になりましたね! おめでとう、近藤さん!)
- アゼータ・ピクチャーズ(当時、学生時代の仲間が5〜6人集まってて、トキワ荘的楽しさでした!)
- ゴンゾ(1回目は演出で、2回目入った時は監督でした)
- マッドハウス(2〜3回出たり入ったり。アニメ作りが好きな大人の会社。またお世話になります)
- ガイナックス(2〜3回出たり入ったり。アニメ作りが好きなヤンチャの集まり。楽しい会社で大好き!)
- ――他、サテライト、シャフト(数日間)
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で、今回はプロダクションI.G。I.Gさんの作品では、今石監督の『DEAD LEAVES』とゲームの「テイルズ オブ レジェンディア」OPの原画をやったくらいで、スタジオ内に入るのは初めて。今回はイレギュラーなOVA1本きりなので、10月いっぱいまで1ヶ月ちょっとのお付き合いでしょうが、凄く雰囲気のよい素敵な現場です。素敵すぎて油断してると
ま、でも柴田さんキャラデザやってる『君に届け』って、CM観ましたが、よいアニメになりそうですよね。自分も原作読んでて楽しみにしてます(10月6日スタート)。
あ、前回軽く触れた水島監督×ガイナックスの『はなまる幼稚園』もかなりよい感じに微笑ましいアニメになりそうですね。来年1月新番なのにもう何本か完成してるうえ、実に丁寧に仕上がってます。自分も少しお手伝いしてて……これも楽しみにしてます(こちらは来年1月スタート)。
――て、楽しみにばかりもしちゃいられねーって(汗)!
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