――もう、いいんじゃないでしょうか……? 早いものでこのコラムも第20回目。そろそろ我慢の限界です。解禁〜!
それは、このコラム連載の話をいただいた時、アニメ様より――
と言われて、真っ先に書(描)きたかったんですが、いくら何でも第1回目からでは、あまりに唐突だし、“ある程度連載が落ちついたら!”と思って(いまだに落ちついちゃあいないが……)封印していた内容です。
それは――
――そもそも、子供の頃の自分は、さほどアニメ通じゃあなかったんですね。そりゃあ、藤子アニメを中心に人並みに観てはいました。でも、『かぼちゃワイン』は全話観てても『ガンダム(もちろん最初の!)』は全話観たことなく、『ゲームセンターあらし』は大好きでも『キン肉マン』は大嫌いな程度でした(どんな程度だ?)。当然、原作者の名前はわかっても、アニメのスタッフなんて全く興味なかったのです。それどころか、
「“アニメ”って全て漫画家が描いてるんだよね! 漫画家って凄ーい!!」
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と、今思えば“んな馬鹿な……”的な事を思ってたくらいアニメに鈍感でした。
しかし、そんなアニメ素人だった頃観たアニメの中でも、
『あしたのジョー2』(劇場版のテレビ放送)
『宝島』(再放送)
『ガンバの冒険』(再放送)
『未来少年コナン』(再放送)
『プロゴルファー猿』(テレビ2時間スペシャル版・本放送)
『Gライタン』(本放送)
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などは、かなり強く印象に残っていました。
特に『あしたのジョー2』(たしか、当時は「水曜ロードショー」枠)は、あまりに衝撃的、さらにあまりの感動で“泣いた!”と同時に“震え”ました! いや、違いますね。ホント、何と表現してよいのかわからないくらいの大きな……そして強い刺激を受けたんです!!
――そう、その俺の文章力などではとても表現できない正体不明の何かを伝えたくて、今、コンテを描いているのかもしれません。
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ま、でもその『ジョー2』を見たのは小学6年生の時。その後2〜3年間はどのアニメもショボく見えて相手にしていませんでした(その頃のアニメ、ゴメンナサイ……)。
――ところが、そんな『ジョー2』以外のアニメを馬鹿にしきっていた板垣の目の前に、あるOVAシリーズが出現しました。時、西暦1988年。自分が中学3年生でした! その作品のタイトルは……。