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『千年女優』

［あらすじ］
30年前に引退した大女優・藤原千代子は、思い出の鍵が届けられた事をきっかけに過去を語りはじめる。初恋の人である“鍵の君”との出逢いと別れ。女優として満州に渡った千代子が、馬賊に襲われて列車の扉を開けると、そこは戦国時代！　姫君や女忍者に姿を変えながら“鍵の君”を求めて走り続ける。千代子の話は、現実と出演した映画が入り混じり、彼女を取材している立花源也とカメラマンの井田をも巻き込んでいく。

［解説］初監督作品『PERFECT BLUE』で非凡な才能を見せた今敏の、２本目の監督作品。緻密に作られた映像、凝った物語構成の両面で、本作でもその手腕を発揮。現実と虚構が混沌となるコンセプトは前作と同様だが、一転して恋愛が主軸の、華やかで口当たりのよい作品となった。リアルさと艶っぽさを併せ持つ、本田雄のキャラクターも魅力的。舞台となった各時代のディテールや、著名邦画をなぞった劇中映画も愉しい。

［公開データ］
劇場作品　2002年９月14日公開　87分

［スタッフデータ］
●スタッフデータ詳細

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［ＤＶＤ情報］
『千年女優』
バンダイビジュアル／カラー／87分（本編）／ドルビーデジタル（5.1ch・ドルビーサラウンド）／片面２層／16：９／5040円（税込）
［Amazon］

(05.11.18)

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