感想メールで振り返るアニメスタイルイベント2010
ロフトプラスワン編
最後にロフトプラスワン編。ロフトプラスワンという居酒屋を舞台にしたトークイベントも、最初のイベントから数えて、来年で10周年になる。ここまで続いてこられたのも協力してくださる関係者の方々と、足を運んでくれるファンの方々のおかげ。感想メールまでくださって、感謝、感謝。感想からトークの熱気を感じとってくれたら、嬉しい。
■EVENT DATA
第55回アニメスタイルイベント |
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会場 |
ロフトプラスワン |
日時 |
6月13日 18時〜 |
トーク出演 |
橋本敬史、村木靖、松田宗一郎、柿田英樹、外丸逹也、羽山賢二、山下明彦、小黒祐一郎(聞き手) |
■感想メール
菊池政芳さん
私は20代後半の現役アニメーターなのですが、業界内でもファンの多い橋本さんのイベントだったので、多数の凄腕アニメーターの方々がお客さんとして入場されていました。その点でも橋本さんの人柄や、お仕事の素晴らしさを改めて感じました。
ゲストの方々もすごく豪華で、直にお話を聞く事ができ、楽しく貴重な時間があっという間に過ぎてしまいましたが、のっけから橋本さんの原画アーカイブのほんの一部が拝見できたり、自らの作画の解説や仕事に対する姿勢など拝聴できてよかったです。
水池屋さん
生まれて初めてこうしたイベントに参加したのですが、とても楽しかったです。
アニメーターさん方のお話を聞いていて、アニメーターとして生きていくことに対してそれぞれが壁にぶつかり、それでもなお今も「アニメーターである事」を貫いているのが素晴らしいなあと思いました。
また、イベントに参加出来る機会があれば良いなと思います。
楽しかったです、ありがとうございました。
■EVENT DATA
第56回アニメスタイルイベント |
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会場 |
ロフトプラスワン |
日時 |
9月4日 19時〜 |
トーク出演 |
小池健、今石洋之、村木靖、小黒祐一郎(聞き手) |
上映作品 |
『PARTY7』オープニング |
■感想メール
smoさん
小池ナイトに参加させていただきました! 素敵な時間をありがとうございました。コアな男性ファンに混ざった数少ない女性ファンの1人かと思います(笑)。
監督の作品はすべて見させていただいているのですが、お顔を拝見するのがはじめてでしたので、友人と2人で「イ、イケメン……!」と、予想を裏切られる(別に変な予想をしていたわけじゃないんですが)イケメンっぷりにびっくりしました。
作品のイメージから勝手に、ご本人も「街角の不良」な感じなのかなと想像していたのですが、とても柔和な方で、けれど優しい言葉の中にも作品に対する強い思いが伝わってきました。
『REDLINE』の冒頭8分間は頭がしびれました! ぜひ、音響もいい大きな映画館でみたいです!
今までの作品ですと、『TRAVA』がとくに好きなのでそのお話も聞けて嬉しかったです。
イベントの時は緊張してしまって、質問コーナーで聞けなかったのですが、監督は俳優さんを声優として起用することが多いですが、今回の木村さんや蒼井さんには演技始動などはなされたのでしょうか。気になりました。
P.S.
それと、今石監督やすしおさんの大ファンでもあるので、今回はお二方についての、小池監督のお話が聞けたり、作業のお話が聞けたりして本当に楽しかったです。
waaoさん
1年くらい前から意識してアニメーションを見始めたのでなんの予備知識もなく、今回はほとんど突発的に予約を入れて当日を迎えたのですが、そんなぼくでも非常に楽しむ事ができました。
小池さんの特徴であるアメコミ調ですが、そっちの方面に造詣のないぼくとしては、すごく新鮮に映り、「こういう絵を描く日本人もいる」ということが衝撃的でした。
ふたつ目に上映された宇宙船のアニメでは、場面の切り替わり方がスピーディだなと思いましたが、特に違和感を感じる事もなく、むしろ強い印象を受けました。また、緩急の差が生むメリハリによって、その画面が頭に残りやすくなる感じでした。
『REDLINE』に関しては、煙のエフェクト原画を見て、CGじゃなくて今でも手描きなんだ、というところで驚き、映像と音響に圧倒された末に、ただ一言「観なきゃ損」この言葉だけが頭に浮かびました。
こんな月並みで下手くそな感想しか言えない事が悔やまれますが、とても楽しく、そして非常に勉強になったイベントでした。
■EVENT DATA
第57回アニメスタイルイベント |
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会場 |
ロフトプラスワン |
日時 |
10月26日 19時30分〜 |
トーク出演 |
湯浅政明、伊東伸高、横山彰利、三原三千夫、辻田邦夫、夏目慎吾、CHOI EUNYOUNG、濱田高行、上原伸一、小黒祐一郎(聞き手) |
■感想メール
HALさん
湯浅監督がはきはきと喋っていたのが意外でとても印象に残りました(笑)。
生オーディオコメンタリーでは監督の細かなこだわりを聞けたのはとてもよかったです。
主要スタッフ陣の話では共通の話題としてみんな決断が早いと監督から言っていたので、「ああ、ヤッパリ仕事が出来る人間には決断力かあ」などと、しみじみと感じていました。
色彩設計、背景の話では、四畳半の世界観に行き着くまでの苦労やこだわりがとても感じました。辻田さんのアニメに対する熱い気持ちが伝わってきました。上原さんの苦労話の中でほろ酔いの湯浅さんのリアクションのギャップが面白かったです。
個人的に一番ウケたのは横山さんの松本憲生霊視疑惑でした。
(10.12.28)