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『Genius Party Beyond』作品紹介５
森本晃司監督作品『次元爆弾』

　蛹の殻を頭に被り、あてどなく街を彷徨う少年シン。制御する術を知らず、暴走する魂と肉体。ある時、彼はクウという少女に出会った。他の誰にも似ていない、自由奔放な彼女との日々は、シンの心を変えていった。しかし……。
　STUDIO４℃の創設者の一人であり、数々の先鋭的作品で絶大な支持を得てきた異才・森本晃司。ファン待望の新作『次元爆弾』は、監督自身のパーソナルな感情に肉薄した映像詩である。Juno Reactorによるエモーショナルな音楽と共に、孤独な主人公シンの魂の彷徨が、感覚的なイメージの連なりによって映し出されていく。「制約＝ゼロ」という条件のもと、森本監督はあえて映像だけで全てを語りきる手法を選び、痛ましくも瑞々しい情感に溢れた傑作を完成させた。『THE ANIMATRIX』で切り拓いた空間表現の美学をさらに突き詰めたビジュアルの数々は必見。また、『MEMORIES』や『音響生命体ノイズマン』などで組んだ作曲家・菅野よう子を、今回は声優として起用しているのも話題のひとつだ。

『次元爆弾』

●キャスト
クウ／菅野よう子
シン／小林顕作

●スタッフ
監督・絵コンテ・作画監督・キャラクターデザイン・原画／森本晃司
美術監督／新林希文
ＣＧＩ監督／草木孝幸
音楽／Juno Reactor

●『Genius Party Beyond』公式サイト
http://www.genius-party.jp/beyond/

●特集ページ
Invitation to 『Genius Party Beyond』

(08.09.05)

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