「ダンゴゴン太」は大地丙太郎監督が描き続けているギャグマンガだ。主人公のゴン太は、小学生の腕白坊主。好物のダンゴを食べるとパワーアップする男の子だ。彼の活躍を、たっぷりの笑いと、ちょっぴりのペーソスとで描いたのが「ダンゴゴン太」なのだ。
元々「ダンゴゴン太」は大地監督が小学生の時にノートに描いた作品だった。この作品に愛着がある彼は、アニメ『すごいよ!! マサルさん』の最終回に、チラっとだけゴン太を登場させてしまった。唐突な登場に驚いたファンも多いだろう。
その後、大地監督はマンガ雑誌、ムック、別作品のDVDの解説書、イベント配布物等に「ダンゴゴン太」のマンガを発表した。文字どおり、大地監督のライフワーク。大地監督の個性と趣味が充分に発揮された……というよりは大地監督の本人そのものと言ってもよい作品だ。
この「ダンゴゴン太」が、遂に単行本にまとまる事になった。大半が描き下ろし。勿論、今までに発表したものも、全て収録する(小学生の時にノートに書いたものも、巻末に縮小して掲載)。