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35名のアニメーション作家が芭蕉の連句を映像化
 DVD『冬の日』リリース迫る

 「連句」とは、複数の歌人が他の歌人の句を受け、自分の句をつなぐ事で作っていく合作の文学形式だ。「芭蕉七部集」の「冬の日」の句を、国内外の35名のアニメーション作家がそれぞれ短編に仕上げたのが、『連句アニメーション 冬の日』である。発端に相当する「発句」を担当したロシアのユーリ・ノルシュテイン、続く「脇」の句と最後の「挙句」が川本喜八郎だ。他のメンバーも、日本と海外で活躍しているアニメーション作家達である。
 それぞれの作品は短いものだが、セル、CG、人形、クレイから、墨絵やピンスクリーンまで、手法もアイディアも様々、大勢の作家が多彩な映像を繰り広げる連句アニメーションとして完成している。
 本作は第一部アニメーション本編と、第二部「冬の日の詩人たち」の二部構成となっている。第二部ではアニメーション作家それぞれが、いかに句を解釈し、どのような手法で作品を完成させたのかが紹介されており、鑑賞の助けになるだろう。
 『連句アニメーション 冬の日』は各地で関連イベント上映が開催。その後、12月13日より東京・ラピュタ阿佐ヶ谷にてロードショーの予定。また、それに先駆けて本編(「冬の日の詩人たち」含む)DVD、そして、DVD8枚分のメイキングを加えた全9枚組DVD―BOXが、11月22日にIMAGICAエンタテインメントより発売される。

●「冬の日」公式サイト
http://www.fuyunohi.com/

●作品データ
「連句アニメーション『冬の日』」
(第一部)本編+(第二部)「冬の日の詩人たち」
2003年/カラー/ステレオ/スタンダード/105分(第一部+第二部)
参加アニメーション作家:(登場順)
ユーリ・ノルシュテイン、川本喜八郎、大井文雄、野村辰寿、鈴木伸一、福島治、石田卓也、ラウル・セルヴェ、守田法子、島村達雄、奥山玲子/小田部羊一、アレキサンドル・ペトロフ、米正万也、久里洋二、うるまでるび、林静一、一色あづる、ブシェチスラフ・ポヤール、保田克史、片山雅博、マーク・ベイカー、伊藤有壱、黒坂圭太、横須賀令子、浅野優子、IKIF、王柏栄、高畑勲、ひこねのりお、森まさあき、古川タク、コ・ホードマン、ジャック・ドゥルーアン、湯崎夫沙子、山村浩二
総合監修・企画・監督:川本喜八郎
プロデューサー:島村達夫
音楽:池辺晋一郎
音響監督:宇井孝司
効果:伊藤道廣

●商品データ
DVD『連句アニメーション「冬の日」』
税抜価格:6800円
発売日:11月22日
発売元:IMAGICAエンタテインメント/販売元:紀伊国屋書店

DVD『連句アニメーション「冬の日」完全版BOX(9枚組)』
税抜価格:36,000円
発売日:11月22日
発売元:IMAGICAエンタテインメント/販売元:紀伊国屋書店
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