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どうも、球界を揺るがす超高校級ベンチウォーマー“でぞれ”です。『マインド・ゲーム』絶賛公開中なわけですが、大入り満員までにはまだまだな状況が続いております。まだ観てない人は今すぐお近くの劇場へ！ ２回目・３回目を観てない人もまた映画館で観ましょう！ 僕の友達は「１回目は圧倒されて終わっちゃったけど、２回目の方が話が飲み込めて面白かった」と言ってました。分からなかったところはあとでＤＶＤが出たときに確認、とか言ってる場合じゃない！ 映画館の大画面・大音響で、体で感じ取れ！！
さて、本連載もいつの間にか第10回を数えているわけですが、今回は先日行われた“MOTION-IMAGE-PSYCHEDELIA@UNIT
feat. 山本精一と不思議ロボット”のレポートをお送りします。前回に続き、楽チンなので日記からのコピペです。読みにくかったらごめんなさい。
“でぞれ”の夏休み日記
８がつ13にち（きんようび）はれ
きょうは『マインド・ゲーム』の音楽をてがけた山本精一と不思議ロボットさんのライブを見に、代官山にあるＵＮＩＴというクラブへあそびにいってきました。飴屋のおてんば娘も「いきてぇー！」とだだをこねて長屋のゆかを蹴り抜くいきおいだったので、いっしょに連れていきました。
地下にあるフロアはひろくてとてもいい空間。きぶんが良くてついついお酒もすすみます。２組めのバンドのえんそうが終わるころにはもうへべれけになってました。ステージの後ろにあるスクリーンには『マインド・ゲーム』の本編をＶＪがカットアップした映像が流れ、パワフルな演奏とともに酩酊感を煽ります。あー、だんだん漢字書けるようになってきた。
幕間、Ｃｉｃａｄａのパーカッション・クァルテットの威力にやられて、もわんとした頭でふと後ろを振り向くと、ひゃあ！ 湯浅監督だあ！ 酔った勢いで思わず駆け寄っちゃいました。
でぞれ・飴屋の娘「おつかれさまですーっ！」
湯浅「あっ、どうもどうも」
でぞれ「さっきまでシネクイントで山本さんとトークショーだったんですよね」
湯浅「そうそう。もうすぐ田中栄子さんとかも来るらしいんだけど」
飴屋の娘「Ｃｉｃａｄａ、かっこよかったですね」
湯浅「うん。なんか前にいた若者がものすごく盛り上がってて、目の前でリュックがブンブン揺れてた（笑）」
でぞれ「山本さんの演奏を御覧になられるのは初めてなんですか？」
湯浅「ああ、不思議ロボットでは初めて。山本さんは吉祥寺のライブハウスでよく演奏してて、そこでライブを見たことは何度かあるんですよ」
でぞれ「あ、そうなんですか。『マインド・ゲーム』のサントラ盤、ここんとこずっと聴いてるんですけど、オープニングの曲とか入ってないですよね」
湯浅「ああ、そうですね」
でぞれ「完全盤、出してほしいな。使ってない曲とかも入れて」
湯浅「結構、それぞれの曲に数バージョン、アレンジの違うものがあったりするんですよ。中には２時間ぐらい延々とフリージャズっぽく演奏してるものもあって」
でぞれ「その曲だけでＣＤ２枚組とかになっちゃいますね（笑）」
湯浅「山本さんって、なかなかＣＤ通りに演奏しない人だから、今日もちょっと楽しみなんだよね。どんな風になるんだろうって」
飴屋の娘「自分の作品がＶＪでカッティングされるのって、見ててどうなんですか？」
湯浅「ああ、リミックスみたいな感じだったら、全然構わないんですよ。森本さんもやってくれてるし」
そうこうしてるうちに、舞台上では山本さんと不思議ロボットのみなさん（keyboard/吉田正幸、drums/チャイナ）がスタンバイ完了。そして演奏スタート！
「光のテーマ」「ＭＩＮＤ ＧＡＭＥ」「神様ＷＨＯ’Ｓ ＷＨＯ」「ＴＩＣＫ ＴＡＣＫ」……もうね、ノリが違います。だって好きな曲ばっかりガンガンやってくれるんだもの（全部好きなんだけど）。即興アレンジも心地よくてすっごくイイ感じです。大好きな映画の音楽にのって揺れながら、すぐ近くにその監督がいて、なんか行き着くとこまで夢叶ってない？ 今この瞬間。
ふと気が付くと、いつの間にやら田中栄子プロデューサー率いる関係者ご一行様もフロアにいらっしゃってました。さすが田中さん、ライブの楽しみ方を知り尽くしているかのようなグルーヴィな踊りっぷり！ 湯浅監督からも快哉があがります。
あっという間に時間は過ぎて、最後の曲は「アレならいいなー」と思ってたらやっぱりアレだった！ 「ＳＵＰＥＲ ＨＥＲＯ」！！ どこまでも純粋に未来を信じる蛍光色のロケンロール！ なんとライブでは山本さんのボーカルつき！ もー超スゲ、マジスゲ、まさに奇跡ー！ってくらいカッキィー！！ ファーアウトなクライマックスにフロア全体が光を放つかのようでした。ホント泣きそうになるくらい嬉しかったです。オレ、湯浅さんのファンでよかった、『マインド・ゲーム』のことが好きで本当にしあわせだ、と改めて思った真夏の夜でした。
さて、後半は掲示板方面からのリクエストにお答えして、『マインド・ゲーム』の主要スタッフ＆キャストをご紹介します。
●主要スタッフ＆キャスト
監督・脚本／湯浅政明
プロデューサー／田中栄子
総作画監督・キャラクターデザイン／末吉裕一郎
美術監督／ひしやまとおる
ＣＧＩ監督／笹川恵介
音楽／山本精一（ユニット／山本精一と不思議ロボット）
原作／ロビン西
設定・作画監督補／久保まさひこ
色彩設計／鷲田知子
動画監修／梶谷睦子
編集／水田経子
原画／伊藤伸高、西見祥示郎、浦谷千恵、柿田英樹、金井次朗、多田雅治、西村博之、小倉陳利、高橋英樹、山口賢一、関根昌之、宮野都、佐藤雅弘、鍋田香代子、玉川真人、野村和也、高口弘、芦野芳晴、中山大輔、中山正恵、安彦英二、笹嶋啓一、山田誠、追崎史敏、坪内克幸、田中雄一、関口英樹、中西寛、田澤潮、竹本直人、千葉ゆみ、青木康浩、海谷敏久
動画検査／韮塚沙絵
美監補佐／新林希文
音楽プロデューサー／渡辺信一郎
ミュージカルピアノ演奏／菅野よう子
サウンドエフェクト／笠松広司
映像制作協力／鈴木ゆたか
MINDGAME REMIX Director／森本晃司
アニメーション制作／ＳＴＵＤＩＯ４℃
制作協力／吉本興業
制作／レントラックジャパン、アスミック・エース エンタテインメント、Ｂｅｙｏｎｄ Ｃ．
キャスト
西／今田耕司
みょん／前田沙耶香
ヤン／たくませいこ
じーさん／藤井隆
リョウ／山口智充（DonDokoDon）
みょん父／坂田利夫
ヤクザ／西凛太朗
アツ／中條健一
ボス／島木譲二
ラジオ／小堀裕之（２丁拳銃）、川谷修士（２丁拳銃）
みょん母／進藤尚美
組員Ａ／松本吉朗
オウタ／椛田早紀
テル／面家頌子
ヒロシ／山田あさ子
じーさんの女房／山本留理佳
西の子供時代／中林夏生
全スタッフリストはムックに載せる予定なので、それまで待っててね。ではまた来週！
（04.08.20）
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