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ロンドンの街の中。ダーリング家のウェンディ、マイケル、ジョンの姉弟は、ある晩、夢で見た少年、ピーターパンと出会う。空を自在に飛び回り、無邪気に笑う彼と親しくなったウェンディ達は、誘われるままに夢と冒険の国へと旅立つのだった。「誰も歳をとらない子どもだけの国」ネバーランドへ。
ディズニーアニメやミュージカルとして今も親しまれている、ジェイムズ・M・バリの原作「ピーター・パン――ピーターとウェンディ」(元々は戯曲)のアニメ化。『ムーミン[第1作]』から数え、フジテレビ日曜夜7時半の「名作路線」の20本目、日本アニメーション制作の「世界名作劇場」としては『フランダースの犬』から数えて15本目という節目に放映されたものであり、従来の名作ものの枠を越えた作品づくりへ挑もうとしたタイトルである。 日常性よりファンタジー性に重きをおく原作が採用され、脚本にはこれが「名作劇場」初参加となる雪室俊一と島田満が起用された。また、それまで『未来警察ウラシマン』『AKIRA』等で活躍してきた、なかむらたかしがキャラクターデザインと場面設定を担当したのも話題に。作画陣も『AKIRA』で活躍した若手アニメーターが多数参加している。『タッチ』の浅倉南役等、それまで女の子役がほとんどであった日高のり子を、大胆に男の子役にキャスティングしたのも印象的だ。また、『あらいぐまラスカル』のラスカルが、同じ名前のまま、レギュラーキャラとなっていた。 全体の構成は大きく2部に分かれ、前半のフック船長との戦いは、23話までで一旦終了、続いてダークネス城とルナを巡る物語となる。フック船長との対決を描いたシリーズ前半のクライマックス(20話から23話)は巨大ロボットも登場するアクション編であり、作画的にも見どころが多い。 初回放映は第1話は1時間枠でのTVスペシャルであったが、後の再放映、ビデオソフト等では、それが2話に分けられている。
[放映データ・各話共通スタッフ]
[各話データ]
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