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イベント

第1回
マッドハウス・アニメスタイル合同イベント
「MADHOUSE OF MAD ANIME」


日時■2001年11月13日(火)19時半〜
会場■LOFT/PLUS ONE
出演■丸山正雄、片渕須直、原口正宏、小黒祐一郎
司会■パルコキノシタ

主な上映作品
『まんが世界むかしばなし』「炎のうま」「ドン・キホーテ」
『ザ★ファィヤーGメン』
『METROPOLIS』海外版予告

 アニメスタイルの初のイベントは、メインゲストにマッドハウスのプロデューサー丸山正雄を招いて、新宿のトーク・ライブハウス「LOFT/PLUS ONE」での開催となった。演出家の片渕須直には、マッドハウス作品の関係者というよりも、むしろ、客観的にマッド作品を語る第三者として参加していただいた。もうひとりのゲストは、アニメーション研究家であるリスト制作委員会の原口正宏。
 『METROPOLIS』の海外版予告が流れたあと、まずは最初の目玉である『ザ★ファィヤーGメン』の16ミリフィルムによる上映。出崎統監督が手がけたPRアニメとして名高いこの作品は、場内の若いファン達の目には新鮮なものとして映ったようだ。
 続いて、『まんが世界むかしばなし』から「炎のうま」。原口正宏も、「あの『炎のうま』が見られるのか」と上映前から興奮気味。丸山によれば放映当時も、その過激な内容ゆえにスタッフ内で少しばかり物議を醸したという。事実、上映後、しばらく場内のざわめきが収まらなかったほど。まさに、出崎統、川尻善昭コンビによる「幻の傑作」と言えるだろう。
 さらに『まんが世界むかしばなし』から「ドン・キホーテ」。こちらはりんたろうによる演出で、「炎のうま」とはうって変わった作風。ゴッホの画にインスパイアされたとおぼしき背景美術が目を引く作品である。
 その他、『千年女優』のPR映像など、合間合間にマッドハウスのお宝映像が流しながら、あっという間に4時間が過ぎ、11時半を回ったところでお開きとなった。マッドハウスは長い歴史を誇り、数々の名作を生み出してきたものの、それまでメディアで表立ってその作品や仕事が語られる事が少なかった。その意味でも貴重なイベントであったと言えよう。

●関連サイト
[マッドハウスHP]
http://www.madhouse.co.jp/
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