WEBアニメスタイル
更新情報とミニニュース
アニメの作画を語ろう
トピックス
ブックレビュー
もっとアニメを観よう
コラム
編集部&読者コーナー
データベース
イベント
 

 編集・著作:スタジオ雄
 協力:スタジオジブリ
    スタイル

WEBアニメスタイルについて メールはこちら サイトマップ トップへ戻る
イベント

第13回
出崎統NIGHT4『エースをねらえ!』特集

日時■2003年5月18日(日)18時30分〜
会場■LOFT/PLUS ONE
出演■出崎統、原口正宏、小黒祐一郎
司会■パルコキノシタ

主な上映作品
TV『エースをねらえ!』(抜粋。以下同)
劇場『エースをねらえ!』
OVA『エースをねらえ! 2』
OVA『エースをねらえ! ファイナルステージ』
『エースをねらえ!』オマケ映像


 アニメスタイルイベント第13回は、恒例となった「出崎統NIGHT」の4回目。告知期間が短かったにも関わらず会場は満員で、イベント初参加の人も多かったようだ。今回は3部構成になっており、歴代の『エースをねらえ!』について名場面と共に語ってもらうという趣向である。
 第1部はTVと劇場の『エースをねらえ!』について。まずは本作独特の少女の描写や主人公が試合に敗北する意義などが語られる。実は楽屋では「『エースをねらえ!』については、今までに語り尽くしているから、言う事はあまりないよ」と話していた監督。イベント前半こそ言葉少なではあったが、プログラムが進むにつれて少しずつ饒舌になっていく。
 2部の初めでは、原口と小黒による『エースをねらえ!』よもやま話となる。少女漫画のアニメ化はTV『エースをねらえ!』がはじめての成功作といえ、それ以降も数えるほどしか存在しない、という原口の指摘により、改めて本作の立ち位置がはっきりとする。また、後のシリーズになるほど地に足のついた描写が目立つようになる、という『エース』変遷についての話も興味深いものであった。
 次々と話題が展開されていく中、特に「『エース2』を見ると音響監督の山田悦司さんを思い出すんですよ」との言葉は印象的だった。最終話ラストシーンの音響演出について意見を戦わせ、共に映像を作っているという事を再認識させられたとの事だ。また、宗方という存在に関しては、『あしたのジョー』における力石と比較して語られた。『ファイナルステージ』におけるお蝶夫人についての真摯な話しぶりと共に、監督のキャラクターに対する深い思い入れが感じられる一幕だった。
 出崎統公式ファンクラブの掲示板で集まった質問を中心にした、第3部の質問コーナーも充実したものとなる。一言一言をよく吟味し丁寧に答えていく監督の人柄が伺える、中身の濃いイベントであった。イベントの感想は、下記サイト内の掲示板へ。

●関連サイト
出崎統公式ファンクラブ
http://www.toshima.ne.jp/~styou/

一覧へ戻る


Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.