【artwork】『サマーウォーズ』
第8回 美術ボード1

 美術は、細田作品の中で重要な位置を占める要素のひとつだ。画面の実在感・空気感を醸成するために、リアリティとシズル感を併せ持つ背景美術は欠かせない。今回の『サマーウォーズ』では、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』などで知られる武重洋二が美術監督を担当。日本家屋の趣深さ、清々しい夏の空気感が、作品の中で見事に表現されている。今回は、物語の主な舞台となる陣内家を中心に、美術ボードの数々を紹介しよう。

▲陣内家の全景1。手前の東門側から見た俯瞰の全体図

▲陣内家の全景2。奥の南門の外から見た全体図

▲陣内家・玄関1。そこかしこに置かれた植木鉢の緑が印象的

▲陣内家・玄関2。東京からやってきた健二と夏希を、万理子が出迎える

▲陣内家・広間1。田舎の旧家らしい奥行きと広さ

▲陣内家・広間2。縁側から広い庭を望む、家族団欒の空間

▲陣内家・広間3。庭の方からローアングル気味に捉えた図

▲陣内家・広間4。隅の方に置かれた大型TVとちゃぶ台のセット

▲陣内家・広間5。縁側に腰かけるようなアングルから見た広間の様子

▲陣内家・広間6。奥に飾られた鎧や刀といった陣内家伝来の武具

▲陣内家・栄の書斎1。廊下から見た外観

▲陣内家・栄の書斎2。塵ひとつ落ちていないかのような室内

▲陣内家・栄の書斎3。無駄なく整理整頓された部屋の様子に、栄の性格が表れている

第9回へつづく

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(09.08.05)