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【情報局】夏の劇場アニメは12本＋α！（３）
～『ロボッツ』と「＋α」～

　今日は、夏公開の劇場作品の11本めと12本めと、「＋α」を紹介する。「＋α」は厳密にはアニメではないんじゃないの？　という作品。それと７月、８月の公開作品ではないが、『機動戦士Ｚガンダム　A New Translation　星を継ぐ者』は、まだ上映している劇場があるようだ。観ていない人は、今のうちに。他の情報に関してはアニメスタイル予定表をどうぞ。

『ロボッツ』 　

　『アイス・エイジ』のクリス・ウェッジ監督による長編３Ｄアニメ最新作は、人間よりも人間らしい（？）ロボット達が主人公の冒険ファンタジー。色彩豊かな機械都市、ロボット・シティを始め、監督と絵本作家ウィリアム・ジョイスが生み出した独特の世界観とビジュアルが見所だ。ユアン・マクレガー、ロビン・ウィリアムズら、実力ある人気俳優陣の演技も聴きもの。
　発明家になる夢を抱いて大都会ロボット・シティにやってきた、心優しい青年ロドニー。彼はそこで、中古部品で作られた労働者階級ロボットの集団“ラスティーズ”と出会い、明るく懸命に生きる彼らと友達になっていく。しかし、大企業ビッグウェルド・インダストリーズの経営者ラチェットは、最新部品でアップグレードするロボット以外は存在価値がないと考え、中古ロボット達を全てスクラップにしてしまおうという陰謀を抱いていた……。
　７月30日（土）より、日劇３ほか全国ロードショー公開。

■キャスト　※（）内は日本語吹き替え版キャスト
ロドニー／ユアン・マクレガー（草◆剛）（◆は、弓＋剪）
キャピィー／ハル・ベリー（矢田亜希子）
フェンダー／ロビン・ウィリアムズ（山寺宏一）
ビッグウェルド博士／メル・ブルックス（西田敏行）
パイパー／アマンダ・バインズ
ラチェット／グレッグ・キニア

■スタッフ
監督／クリス・ウェッジ
共同監督／カルロス・サルダーニャ
脚本／デイヴィッド・リンゼイ＝アベアー、ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル
製作・美術／ウィリアム・ジョイス
アートディレクター／スティーヴ・マルティーノ
音楽／ジョン・パウエル
配給／20世紀フォックス

■公式ＨＰ
http://www.foxjapan.com/movies/robots/

『マリといた夏』

　主人公ナムの記憶に残る、12歳の夏の思い出。海辺の小さな漁村に暮らしていたナム少年は、父の死を境に、同級生のジュノと猫のヨーにしか心を開かなくなっていた。ある日、ヨーと遊んでいたナムは、壊れた灯台の中で強烈な光に包まれ、いつしか奇妙な異世界に迷い込む。そこで彼が出会ったのは、不思議な生き物モンの背に乗った少女マリ。そして、ナムにとって生涯忘れられない夏が始まる──。
　韓国の映像作家イ・ソンガンが長編デビューを飾ったファンタジー・アニメ。少年時代の不思議な記憶を、シンプルな絵柄とパステルトーンの色彩美で瑞々しく描いている。２Ｄと３Ｄを融合させた独特の映像タッチと、ビビッドな演出が高い評価を得て、2002年のアヌシー国際アニメーションフェスティバルでは長編コンペ部門グランプリを受賞した。韓国の人気俳優、イ・ビョンホンやアン・ソンギが声優として参加しているのも話題のひとつだ。
　８月６日（土）より、シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開。

■キャスト
ナム（青年時代）／イ・ビョンホン
ギョンナン／アン・ソンギ
ジュノ（青年時代）／コン・ヒョンジン
ナム（少年時代）／ユ・ドックァン
ジュノ（少年時代）／ソン・インギュ
スギ／イ・ナリ

■スタッフ
監督／イ・ソンガン
脚本／カン・スジョン、イ・ソンガン
音楽／イ・ビョンウ
配給／アルゴピクチャーズ

■公式ＨＰ
http://www.mari-summer.com/

（番外）『チーム★アメリカ　ワールドポリス』

　『サウスパーク』で一世を風靡したクリエイター、トレイ・パーカー＆マット・ストーンによる賛否両論の最新作が、満を持してロードショー公開。世界平和維持を使命とする警察組織チーム・アメリカのハチャメチャな活躍を、あらゆる方面の神経を逆撫でするブラックジョーク満載で描き、好戦派も反戦派も過激派も穏健派も、まとめて敵に回したアクション・スペクタクル超大作だ（しかも登場人物は全員マリオネット）。
　生命なきものに命を吹き込む秘蹟、それすなわち「アニメーション」──という事で吊り糸丸出しのマリオネットが大活躍する本作も、アニメ映画のひとつとしてカウントしたい……と思ったら、編集長からダメが出たので番外というかたちで添えておく（シャレが通じないんだから、もう）。それでも敢えて紹介するのは、きっともの凄く面白い映画に違いないから！　といっても万人に胸を張って勧められるような生易しい内容ではなく、中には激怒する人もいるかもしれない。とりあえず、バカバカしいものは素直に笑い飛ばす寛容さをもって劇場へ足を運んでいただきたいと思う（それなりの思慮深さも備えていただければ完璧だ）。
　７月30日（土）より、渋谷シネ・アミューズ、シネ・リーブル池袋他にて公開。ちなみにＲ―18指定となっているので、若年層は注意されたし。

■キャスト
ゲイリー、ジョー、キム・ジョンイル他／トレイ・パーカー
クリス、ジョージ・クルーニー他／マット・ストーン
リサ／クリステン・ミラー
サラ／マササ

■スタッフ
監督／トレイ・パーカー
製作・脚本／パム・ブレイディ、トレイ・パーカー、マット・ストーン
撮影／ビル・ポープ
ビジュアルコンサルタント／デイヴィッド・ロックウェル
プロダクションデザイン／ジム・ダルツ
パペットデザイナー／ノーマン・テンピア
パペットプロデューサー／キオド・ブラザーズ
音楽／ハリー・グレグソン＝ウィリアムズ
配給／ＵＩＰ映画
配給協力／パラマウントＨＥＪ

■公式ＨＰ
http://teamamerica.jp/

夏の劇場アニメ一覧

■公開中
『あした元気にな～れ！　～半分のさつまいも～』
【公式ＨＰ】 http://www.ashita-genki.com/

『それいけ！アンパンマン　ハピーの大冒険』＆『くろゆき姫とモテモテばいきんまん』
【公式ＨＰ】http://www.ntv.co.jp/anpanman/movie2005/

『劇場版　ポケットモンスター　アドバンス　ジェネレーション
ミュウと波導の勇者　ルカリオ』
【公式ＨＰ】 http://www.pokemon2005.jp/

『劇場版　鋼の錬金術師　シャンバラを征く者』
【公式ＨＰ】 http://www.hagaren-movie.jp

■2005年７月30日（土）公開
『ロボッツ』
【公式ＨＰ】 http://www.foxjapan.com/movies/robots/

『チーム★アメリカ　ワールドポリス』（番外）
【公式ＨＰ】http://teamamerica.jp/

■2005年８月６日（土）公開
劇場版『金色のガッシュベル!!　メカバルカンの来襲』
【公式ＨＰ】 http://www.gashbell-movie.com/

『劇場版　NARUTO　大激突！　幻の地底遺跡だってばよ』
【公式ＨＰ】 http://www.naruto-movie.com/

『マリといた夏』
【公式ＨＰ】http://www.mari-summer.com/

■2005年８月13日（土）公開
『マダガスカル』
【公式ＨＰ】 http://madagascar.jp/

■2005年８月20日（土）公開
『劇場版　×××HOLiC　真夏ノ夜ノ夢』＆
『劇場版　ツバサ・クロニクル　鳥カゴの国の姫君』
【公式ＨＰ】 http://www.holic-tsubasa.com/

(05.07.27)

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