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animecs T!FF・Production I.Gスペシャル
レポート(1)新作上映からライブまで


 先日閉幕した東京国際映画祭2005。その最終日、映画祭企画「animecs T!FF」の最後のプログラムとして、「Production I.Gスペシャル」が六本木ヒルズの3会場で行われた。
 スタートを飾ったのは、先月から放送を開始した『BLOOD+』『IGPX』の特別編上映。『IGPX』は11月5日から北米でオンエアされている英語バージョンでの上映となった。それぞれ開映前には舞台挨拶が行われ、『BLOOD+』からは藤咲淳一監督、主人公・小夜を演じる喜多村英梨、毎日放送の竹田青滋プロデューサー、Production I.G代表取締役社長の石川光久が登壇。『IGPX』からは、石川に加え、カートゥーン ネットワークのプロデューサー、ショーン・エイキンスが挨拶に立った。


↑『BLOOD+』の舞台挨拶。左から石川光久社長、藤咲淳一監督、小夜役の喜多村英梨、竹田青滋プロデューサー





→『IGPX』舞台挨拶に立つ石川社長(左)と、プロデューサーのショーン・エイキンス(中央)

 その後、別会場の六本木アカデミーヒルズ49Fでは、石川光久社長と、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズの神山健治監督、作家の冲方丁によるトークショーが行われた。テーマは、企画の発想や製作現場の動かし方、人材育成といった実際的な課題が中心。それに関連して、冲方丁氏とI.Gの脚本家チームの合作による小説版「シュヴァリエ」や、現在企画が進行している神山監督の新作プロジェクトなどについても語られた。
 また、この日10月30日は、実は石川社長の誕生日。トークショーの最後に、神山監督を始めProduction I.Gのスタッフから花束が贈られ、会場はお祝いムードに包まれた。


↑トークショーにて、石川光久社長 ↑神山健治監督

↑トークゲストの冲方丁氏 ↑誕生祝いの花束を受け取る石川社長

 屋外ステージの六本木ヒルズアリーナでは、ライブイベント「I.Gグルーヴ」が開催された。スタートを飾ったのは、『劇場版 ツバサクロニクル 鳥カゴの国の姫君』の主題歌を歌うキンヤのミニライブ。ゲーム「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX ─狩人の領域─」のDJライブでは、ハロウィンにちなんだダンサーの刺激的なコスチュームに全員の目が釘づけになっていた。そして、あたりが夜の気配を帯びてきた頃、『BLOOD+』の監督・プロデューサー・主演声優が再び登場。最後は、主題歌を歌う高橋 瞳のパワフルな歌声が夕闇の六本木にこだまし、観客の熱気も一気に上昇した。

↑I.Gライブイベントで熱唱するキンヤ ↑ゲーム版「攻殻機動隊」DJライブ

↑『BLOOD+』スタッフ&キャストも舞台に登場 ↑ステージイベントの最後を飾った高橋 瞳のミニライブ

 ヴァージンシネマズ六本木ヒルズでは、今夏公開された『劇場版 ツバサクロニクル 鳥カゴの国の姫君』『劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢』を上映。大スクリーンでの上映に、多数のファンが詰めかけた。上映前には、『ツバサ』監督の川崎逸朗、主題歌を歌うキンヤ、そして『×××HOLiC』監督の水島努による舞台挨拶が行われた。

↑左から川崎逸朗監督、キンヤ、水島努監督 ↑水島努監督

川崎 『×××HOLiC』に比べると、『ツバサ』は若いスタッフが多かったので、彼らが色んな事をしたがるのを僕は上から抑えて抑えて、みたいな感じでした。先生のような立場でしたね。
キンヤ とにかく僕はいろんなところで劇場版『ツバサ』といえば、樽! と言い続けてまして(笑)。樽の中で全てが起こってると言っていいくらいです。でも改めて観ると、小鳥ちゃんも結構やらかしてくれてるんですよねー。テーマは萌えです!
水島 こんなに大勢集まっていただいて、よかったよかったという感じです。『ツバサ』が萌えなら、『×××HOLiC』の見どころは「年上のお姉さん萌え」ですかね。負けたくないから言ってみただけですけど(笑)。映画に出てくる屋敷の中の光景が、皆さんが家に帰ってから見る悪夢に出てきたらいいな、と思います。

animecs T!FF・I.Gスペシャル
レポート(2)につづく


(05.11.09)

 
 
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