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見逃すな! 待望の全作品一挙上映
「Respect 川本喜八郎」@ユーロスペース


▲川本喜八郎監督による傑作の数々。左上から時計回りに『道成寺』『花折り』『いばら姫またはねむり姫』『旅〜2006 Remix Ver.〜』

 世界に名を馳せる人形アニメーション映画の巨匠、川本喜八郎。その最新長編『死者の書』が今月11日より公開されているが、それに合わせた特集上映が2月25日から東京・渋谷で開催される。題して「Respect 川本喜八郎」。彼がこれまで手がけた代表作や未ソフト化の貴重な作品が、一挙にスクリーン上映されるという豪華な企画だ。会場は新しく生まれ変わったばかりのユーロスペース。
 上映作品はA・Bプログラム全12本。アサヒビールのCM集や、初公開となる『旅』の最新編集版など、めったに観る事のできないものも少なくない。だが何より嬉しいのは、川本喜八郎の代表作である『鬼』『道成寺』『火宅』といった鬼気迫る傑作たちと、劇場の闇の中で出会える事だ。川本作品の熱狂的ファンも、まだ彼の作品に触れた事のない人も、この好機を逃す手はない。さらに最終2日間には、長編第1作ながら一般公開されず、半ば幻の作品となっていた『蓮如とその母』が特別上映される。
 上映は夜21時10分からのレイトショーのみ(ただし、土日は朝9時20分からのモーニングショーもあり)。3月6日のレイトショー上映前には、川本監督と漫画家の岡野玲子によるトークイベントも行われる予定。スケジュール等の詳細に関しては、下記公式サイトを参照されたし。

「Respect 川本喜八郎」
2月25日(土)〜3月17日(金)
上映作品:
 Aプログラム/「アサヒビールCM集」(1959)、『花折り』(1968)、『犬儒戯画』(1970)、『鬼』(1972)、『道成寺』(1976)、『不射之射』(1988)
 Bプログラム/『旅〜2006 Remix Ver.〜』(1973-2006)、『詩人の生涯』(1976)、『火宅』(1979)、『いばら姫またはねむり姫』(1990)
 特別プログラム/『蓮如とその母』(1981)
 ※A・B両プログラムで『セルフポートレート』(1988)を上映。
会場:ユーロスペース
料金:一般1400円、会員1200円、シニア・学生1000円、中学生以下500円
 ※『蓮如とその母』のみ800円

●公式サイト
http://www.100meterfilms.com/kihachiro.html

●関連サイト
川本喜八郎 Official Web Site『死者の書』
http://www.kihachiro.com/

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(06.02.23)

 
 
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