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【情報局】アニメ音楽CD瓦版(13)
『マクロスF』のサントラ第1弾は超豪華盤!


 オリコンのウィークリーDVD総合ランキングで2位になるなど、先月21日に発売された『劇場版 空の境界 the Garden of sinners 第一章 俯瞰風景』が好評だ。限定版には梶浦由記の手による劇伴18曲(曲自体は短いものも多いが)が収録されたサントラCDも付属している。彼女らしい幻想的なヴォーカリーズは映像によくマッチしているのだが、僕はサントラ単体でもアンビエント的な使い方をして楽しんでいる。
 さて、今月上旬の注目作といえば、まずは『マクロスFrontier』OST1「娘フロ。」が挙げられるだろう。発売当日に秋葉原の大手ショップを何店か回ってみたところ、軒並み売り切れが目立つほどの人気ぶりだった。曲目の方はと言えば、サントラといいつつも半数以上が歌もので、まるでベストアルバムのような豪華な内容となっている。何しろOP、EDをフルサイズで収録しているだけでなく、シェリルのライブシーンで使用された「What 'bout my star?」「射手座☆午後九時Don't be late」「インフィニティ」等に加えて、ランカによる「What 'bout my star?」のカバー、「アイモ」、「ニンジーン Loves you yeah !」、そしてネット上で話題となった「超時空飯店 娘々」CMソングのランカバージョンまで網羅されているのだ。極めてサービス精神旺盛なこのアルバム、間違いなくお買い得の一枚と言えるだろう。
 続いては懐かしいタイトルを2つご紹介。世界名作劇場メモリアル音楽館『ペリーヌ物語』が2枚組で発売された。1978年に放映されてから、今までごく一部の音源しかリリースされてこなかった作品だが、30年目にしてようやく完全に近いサントラが発売される事と相成った。音楽は勿論、名匠・渡辺岳夫の手によるものだ。
 そして『パンダコパンダ』〜オリジナルサウンドトラック完全版〜がリリースされた。アニメ自体が古典的名作であるだけに、初のCD化というのはちょっと意外な気もする。佐藤允彦による劇伴作品としては最初期にあるもののひとつだ。水森亜土が歌う主題歌「ミミちゃんとパンダコパンダ」も収録している。
 最後に、以前ご紹介した『あまつき』のED「名まえのない道」がAmazonに登録されたので改めて掲載しておこう。これまた梶浦由記作曲の泣けるバラードで、今期のED曲の中でも特におすすめのひとつだ。(W)

『劇場版 空の境界 the Garden of sinners 第1章 俯瞰風景』(完全生産限定版)
ANZB-2881/7,875円/アニプレックス/
発売中
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『マクロスFrontier』OST1「娘(ニャン)フロ。」
VTCL-60060/3,045円/JVCエンタテインメント/
発売中
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世界名作劇場 メモリアル音楽館『ペリーヌ物語』
COCX-34806〜7/3,150円/コロムビアミュージックエンタテインメント/
発売中
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『パンダコパンダ』〜オリジナルサウンドトラック完全版〜
TMS-001/2,940円/東京ムービー・レコード/
発売中
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『あまつき』ED「名まえのない道」引田香織
FCCM-0229/1,050円/フロンティアワークス/
6月18日発売
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(価格はすべて税込)


(08.06.09)

 
 
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