UN-GOの世界の裏側へ。脚本集刊行!

 文豪のミステリを大胆に翻案し話題を呼んだノイタミナ枠の意欲作『UN-GO』。會川昇が全話の脚本を担当、濃密な情報量で視聴者を圧倒した。その脚本集「ANIMESTYLE ARCHIVE UN-GO會川昇脚本集」を株式会社スタイルから刊行する。
 同作は坂口安吾×ミステリ×バディもの×伝奇SF×社会風刺と大変欲張ったコンセプトであり、TVシリーズをざっと見ただけでは、その全貌をうかがい知ることはまず難しかった。それだけに、この脚本集は、シリーズを味わい尽くすためにファン必携の一冊となる。
 TVシリーズ全話の脚本はもちろん、劇場公開された前日譚『UN-GO episode:0 因果論』の脚本も収録。加えて資料編として、3バージョンの企画メモ、『因果論』のロングバージョン、第1話ゼロ稿、第9・10話の別バージョン等も収載した。さらに原案との関係を詳述した解説に、水島精二監督のインタビューも加え、『UN-GO』に関して一級の資料集となるべく万全を期している。
 刊行は4月上旬、定価は2600円+税。Amazonでは、すでに予約受付中だ。一般書店でも購入できるが、配本が限られるため、確実に入手するには予約をお勧めする。なお、3月末のオールナイト「新文芸坐×アニメスタイル セレクション」にて先行販売する予定だ。

ANIMESTYLE ARCHIVE UN-GO會川昇脚本集

著者

會川昇(原案/坂口安吾「明治開化安吾捕物帖」)

発行

株式会社スタイル

発売

株式会社メディアパル

判型

A5判

発売日

2012年4月10日

定価

2600円+税

●関連記事
「UN-GO會川昇脚本集」の内容を公開!
初出資料満載の資料編に注目!!
(12.03.26)

(12.03.07)