第157回
メイキング・オブ・
『はなまる幼稚園』ＥＤ
（その３は短いよっ！）
今のトコ、板垣的に一番好きな『はなまる』ＥＤは第６話用のりょーちも作品ですね〜！（７話まで放映済みの現在）
先週までのんびり４話ＥＤの話してる間に、祭日もはさむなどしたせいもあって、気づけば７話のコバヤシオサム（小林治）さんＥＤを箱根のホテルのＴＶで観ている始末。スタッフ、キャストの皆様と。
２月21〜22日の『はなまる幼稚園』打ち上げ旅行で皆一緒に観たのは佐伯昭志さん脚本・コンテ・演出の７話とオサムさんのＥＤ。ほんわか妹話に、オシャレでスタイリッシュ、かつハイクオリティーオサムＥＤ、何か不思議な取り合わせ。これはこれでいいんでしょうねー。やっぱり６話のりょーちもＥＤもそーだけど、クリエイター純度の高い方たちの作品はスキがなくてニクイですね。特に６話のりょーちも様のは「パンダネコに変身してゆくつっちー」とか「さつきの蹴り！」とかネタ的にも同じアニメーターとして嫉妬するくらい巧いです。
あと『ミチコとハッチン』山本沙代嬢の１話ＥＤもあんなセンスやこんなセンス、センスだらけの凄い仕上がりでこれも好き。特に柊・小梅の頬にキスしてお返しに両方から同時にキスされる杏とか、最高！
「自分と同じ条件」的なのは２話の芦野芳晴様コンテ・演出のＥＤ。ガイナックスの若手・正野扶小子さん原画って事で、４話の板垣＆河野と同じ感じの作業分担。柊の着ぐるみなＳＦ、面白いですよね〜。本音を言うとこんな愉快な曲に画をつけられたなんてマジでうらやましい。
でも、今回の箱根旅行でマッドハウス以来久々にお会いしたのがこの芦野さんでした。おまけにホテルの部屋も同じ。長々とお話できて面白楽しかったです（ちなみに芦野さんは俺の友人アニメーター・山田勝哉君の師匠にあたるらしく［山田君本人談］、「世間って狭い」を再認識）。
ま、そんなこんなで去年後半から『化物語』ＯＰ、『戦国ＢＡＳＡＲＡ』、『はなまる幼稚園』ＥＤ、そして現在作業中のモノも含め「単発仕事」が続き、メチャクチャ楽しい現在、多少余裕もできたせいか
「今年は『BASARA』（２期）を手伝いながら、自然と業界から消えてゆくのもよいかな〜」
と考えて、まわりに「仕事くれ」アピールをしてなかったり、「なんとなく次どんな仕事しよーかなあ〜」くらい空想してた矢先……とあるプロデューサーさんから電話です。
——てわけでスミマセン。今から打ち合わせで出るので今週はここまで。
でも、次の仕事については暫く書けそうにないので、来週は——
（10.02.25）