第197回
『パンスト』と
今石作品への道(6)

 前回は『グレンラガン』#6の話だったので、今回は#7の話から始めようと思ったんですが、#7の方は『Devil May Cry』作りにマッドハウスに行ってしまったのでコンテのみしかできなかった——って話をだいぶ以前(連載第17回)でも書いたので、詳しい話は省略しようと思います。ま、何より自分にとっての『グレンラガン』という作品はぶっちゃけ

フル○ンのギミーが主人公の遊び場

でした。本当に楽しかったです! 大好きな作品です。とは言え、もうひとつカミングアウトすると、

俺、いまだに『グレンラガン』を全部観てない!

んです。また中島かずき先生に怒られる……(笑)。以前『グレンラガン』のイベント(ロフトプラスワン)の遊びに行った控え室でも「全部観てない」旨を伝えると

と言われたモンです。そりゃごもっとも! ただ、たった2本(と原画少々+短編1本)ですが、自分は『グレンラガン』のスタッフの一員なんです。そのスタッフがファンの1人としてストーリーをドキドキして追える、楽しめるハズがありません。むしろ他の人の演出・作画とかで巧いのを見てどーせ嫉妬するに決まってるんです。他のシリーズも例外なく、各話演出などで参加した作品ほど全話観てはいません。それこそ『けいおん!』とかの方が全話観て楽しんでました。だからと言って愛着があるのはもちろん『グレンラガン』です! それに全部観てない事こそが今石監督とスタッフ全員に対する俺なりの信頼の証で、早い話、

あのスタッフで作って面白くならないハズがない!

ってわけ。全部観ないと面白いかどーか分からない作品てのは所詮よい作品ではないと思うし、隅々まで知り尽くさないとその作品を好きになっちゃいけないなんてルールは誰も決めてませんよね。そのうち必ず全話観て、劇場版2本も観て中島先生とお話させていただきたいものです。あ、でも最終回は観ましたよ、イベントの控え室で。
 あと『グレンラガン』の打ち上げで今石さんから

と言われたのも感激でした。
 で、またしばらくして『はなまる幼稚園』のEDやってた頃、今石さんからすれ違いざまに

と振られたのが『パンスト』です。つまり、やっと戻ってきて、ここからが

『Panty&Stocking with Garterbelt』
#5A「ハナムプトラ」

の話。『はなまる』やってる脇で今石チームが着々と進めていた『パンスト』。もちろん自分も「是非やりたいなぁ〜」と思って横目で見てました。ただその頃『戦国BASARA弐』のコンテ・演出2本もやるの決まってたし、2011年の自分のシリーズも声がかかってた(現在このシリーズ、正式に決まってます)ので、『パンスト』までできるのか心配でした。「でもコレやっとかないと絶対後悔する!」と思ったし、1本つっても半パート(10〜11分)なんで

ま、なんとかなるだろう

といつもの楽観主義で即座に「やる!」と答えた上、欲張って言ってみました。

 すると言ってみるもんですね。次に組まれた打ち合わせで今石さんから訊かれました。

(10.12.16)