先週にひき続き“アニメ業界に入りませんか?”キャンペーンを。
ちょくちょく書(描)いてるとおり、
世間的にアニメーターは、徹夜につぐ徹夜の連続のあげく家賃も払えないくらいの低収入で主食は韓国ラーメンかパンのミミ――て思われてるみたいだし、自分もよく先輩アニメーターたちの「ワシらの若い頃はギャラもらったらまずインスタントラーメンを箱で買ったもんじゃ!」といったような日本人が大好きな若い頃の苦労自慢話を聞かされゲンナリしたものです。でも、これもよく話題にして比べられたりしますが、舞台で芝居する役者さんや身近なところでアニメの声の役者さんなども普段アルバイトで食いつないでる人はたくさんいるという事。さらに一般的に儲かると思われてる漫画家さんなども、最初は雑誌連載時のギャラ(単価×ページ数)の大半はアシスタントに払うギャラで持っていかれて、本当に儲かるのは単行本になってからの印税収入で、家や車が買えるかは当然売れ行き次第らしいです(ま、アニメーターにはその印税すらないですが……)。
本当に金だけですか全てっ!?
金はなくても楽しい生活って
想像できませんか?
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ま、金に汚ねークリエイター様方の話は前にも触れたので今回は
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ただこーゆー話をするなら、やはり一番お金がなかった頃……つまり動画だった時の話をまず。
板垣的・楽しいアニメーターの1日 〜テレコム動画マン時代編〜
自分がいた頃のテレコムは朝9時半〜11時までの出勤が義務づけられていました。アニメ業界的にはひたすら早い時間です。――が、俺の場合さらに早く……
朝7時起床(だいたい……)。で前日風呂(銭湯)に行けなかった時はヤカンで沸かしたお湯で髪の毛を洗ったり体を拭いたり……。
で、飯食ってアパートを出て7時半〜8時の間に出社(当時の自宅はテレコムから徒歩7分でした)。
当然誰もおらず(当時のテレコムは泊まる人ほぼいませんでしたから……)
電気をつけタイムカードを押し(テレコムは全員タイムカードを押してて、自分が新人の頃は大塚康生様のタイムカードもあったよーな)、台所へ行き、皆が来る前にコーヒーを作ってポット2台をお湯でいっぱいにして
いよいよ席に着いて仕事開始――は次週へ。