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『ベルサイユのばら』

[あらすじ]
18世紀、フランス。貴族の娘として生まれながら、武門の家を継ぐべく男として育てられたオスカルは、王妃マリー・アントワネットづきの近衛隊長に任命される。アントワネットは青年貴族フェルゼンとの激しい恋に燃え、オスカルもまた彼に叶わぬ想いを寄せるのだった。オスカルと共に育ったアンドレは、オスカルへの愛をひた隠しながら、彼女を見守り続けるが──。激動の時代、烈しくも美しく生を駆け抜けた若者たちの姿がそこにあった。

[解説]宝塚歌劇の舞台でも有名な同名少女マンガのアニメ化。シリーズ中に長浜忠夫から出崎統に監督が交替し、作品傾向が劇的に変化した。長浜総監督がきらびやかなドラマに仕上げたのに対して、出崎CDは歴史の奔流の中で生きていく人々の姿をダイナミックに描いたのだ。監督交替は、シリーズに緩急と厚みを与えており、結果的にプラスに働いたと言えよう。作画監督を務めた荒木伸吾&姫野美智の仕事も、素晴らしいものだ。

[放映データ]
TVシリーズ/1話30分
放映期間/1979年10月10日〜1980年9月3日(全40回・全40話)
放送局/日本テレビ系

[備考]上記の全40話とは別に、1980年9月10日に総集編「ベルサイユのばらと女たち」が放映。また一部地域では、24話に「燃えつきたバラの肖像」を放映して終了している。「燃えつきたバラの肖像」は東京等では未放映である。また1990年にはTVシリーズを再編集した劇場版が公開されている。

[スタッフデータ]
●スタッフデータ詳細

●DVD情報
『ベルサイユのばら』
発売元:バンダイビジュアル/全8巻・各巻5話収録/各3990円(税込)
[Amazon]

(05.09.05)

 
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編集・著作:スタジオ雄  協力: スタイル
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