【artwork】『カイバ』
第1回 メインキャラクター
2008年にWOWOWで放映され、好評を博した湯浅政明監督のTVシリーズ『カイバ』。記憶のコピーや売買、肉体の乗り換えが可能になった異世界を舞台に、記憶を失った主人公カイバの愛と冒険を描くSFエピックだ。物語が進むにつれて明らかになっていくミステリアスな世界観、人生の悲しみや苦悩に深く切り込んだテーマ性が、多くの視聴者を魅了。そして、手塚治虫のマンガを思わせるシンプルなキャラクターデザインと奔放な作画も、毎回の楽しみだった。
今回のartworkコーナーでは、キャラクターデザイン・総作画監督を務めた伊東伸高によるコメントつきで、『カイバ』の魅力的なキャラクター設定を紹介。まずは壮大なストーリーの中心を担うメインキャラクター達から。メインといいながら、シリーズ全体での出演シーンは意外と少なかったりするのが『カイバ』独自の面白さだ。
●カイバ
本作の主人公。記憶をなくした状態で目覚め、自分が誰かも分からぬまま、追跡を逃れて宇宙の星々を旅する事になる。第2話からは別のボディに乗り換え、第9話でようやく元の体に戻った。
●ネイロ
本作のヒロイン。ある日、空から落ちてきたカイバと出会い、愛し合うようになるのだが……。反社会組織「一想団」のメンバーであり、よりよい世界を作り出そうと理想に燃えるが、組織のテロリストとしていいように利用されてしまう。
●ポポ
「一想団」の若き幹部。カイバの正体を知り、彼を陥れた張本人。団員や民衆の信頼も厚い人情家としての面を持ちながら、やがて権力への欲望にとり憑かれていく。ネイロやチェキとは幼馴染み。
●バニラ
宇宙船保安官。権力をかさに着て、悪い事も平気でこなす小悪党。少女クロニコ(の姿をしたカイバ)にひと目惚れし、職務をほったらかして行動を共にする事になる。恋に一途で母親思い、見かけによらず心優しい一面も。
●ひょーひょー
カイバと共に旅をする謎の簡易ボディ。行く先々でカイバを助けるが、その正体は……。言葉は喋れないが感情表現は豊か。頭のツノをプロペラのように回して空を飛ぶ。
●公式サイト
http://www.wowow.co.jp/anime/kaiba/
マッドハウス公式サイト
(湯浅監督コラム「○○←カイバ・ケモノヅメ(湯浅政明)」連載中)
http://www.madhouse.co.jp/
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(09.01.23)