【artwork】『REDLINE』
CHARACTERS 01 メインキャラクター

 小池健監督が7年の歳月をかけて完成させた渾身の長編デビュー作『REDLINE』が、いよいよ公開となる。手描きの味にこだわった濃密かつインパクト絶大のビジュアル、ダイナミズムと繊細さを併せ持つ作画の快感、シンプルながらもツイストをきかせたストーリー展開など、非常に見どころの多い作品だ。WEBアニメスタイルでも全力でこの未曾有の快作を応援していきたい。まずは、その作品世界を構築した膨大な設定資料の数々を紹介しよう。
 第1弾はキャラクター色見本集。小池監督が独特のタッチで描き起こしたキャラクターデザインに、彩色を施したものだ。デザインの多くは、原作・脚本を手がけた石井克人によるキャラクター原案をもとにしている。第1回となる今回は、主人公JPを始めとするメインキャラクターたちの登場だ。

JP
宇宙最速の座をかけたカーレース「REDLINE」に参戦する若きレーサー。ドでかいリーゼントに革ジャンというパンクファッションでキメるが、実は硬派でシャイなウルトラ純情野郎。武器は使わずスピードと運転テクニックだけで勝負するというポリシーから、ついたあだ名は“スゴく優しい武器なし王子”。

▲全身ポーズ。強烈にパースのきいた独特の画風はキャラ表でも健在

▲表情集。初期に描かれたものなので映画本編とは微妙にニュアンスが異なる

▲JPの絆創膏&レザーバッグの設定。Bパート前半に登場

▲派手なクラッシュをして入院中のJP。Aパート終盤に登場

▲Bパート中盤の回想シーンに出てくる12歳のJP。歳のわりには大人っぽい

ソノシー
海洋族・人魚系(人間と海洋族のハーフ)の女の子。冷静かつ大胆なレース運びで観衆を魅了する実力派レーサー。ジャンク屋に生まれ、レーサーである父親の影響で自らもマシンレースの魅力に取り憑かれる。キュート&セクシーな美貌の持ち主で、巷では“チェリーボーイハンター”とも呼ばれているが、本人は全く異性に興味がないようす。

▲レース出場時の全身ポーズ&表情。装身具のディテールもあり

▲表情集。こちらも初期デザインなので本編とは少しタッチが違っている

▲Bパート、レストランの場面でのワンピース姿。衣装デザイン協力は山本沙代

▲ガレージで愛車をチューンしている時の私服姿。ヘッドホンがお洒落

▲回想シーンに登場する、13歳のソノシー。なぜ泣き顔なのかは劇場で各自確認


フリスビー
JPの親友にして専属メカニック。とある出来事がきっかけでマフィアと手を組むようになり、今ではイヌキ組の仕組んだ八百長レースの片棒を担いでいる。幼い頃からツルんできたJPを裏切る行為を繰り返すが、なぜか咎められることはない。そのワケとは……?

▲全身ポーズと表情。鋭い眼光と、色物のスーツの着こなしが黒社会風

▲Bパート、ガレージでの普段着姿。普段は目つきも髪型も穏やか

▲あどけなさの残る12歳のフリスビー。Bパート中盤の回想シーンに登場

▲Aパート、タイトル明けの回想シーンに登場する、8歳のJP&フリスビー

もぐらオヤジ
JP・フリスビーとは長年チームを組んでいる昔気質のジャンク屋。口が悪くて怒りっぽいが、ふたりの頼み事はついつい聞いてしまう親分肌の人情派。REDLINE開催地を30年間転々としているベテランメカニックである。昼間からビールをかっくらい、夜の店も大好き。

▲全身ポーズ集。本編では指は5本に変更

▲表情集。人間的な表情と動物っぽさの絶妙なブレンドに注目

▲ガレージでの作業中に被っているフェイスガードの設定

▲Cパート、バイクに乗って登場するシーンでのゴーグルつき表情集

▲Bパート終盤の回想シーンより、8年前のJP&フリスビー&もぐらオヤジ

【artwork】『REDLINE』CHARACTERS 02 へつづく

●書籍情報

REDLINE SUPER ANIME ALBUM

発売日/2010年10月13日
価格/1400円+税
判型/A4変形
発行/株式会社スタイル
発売/飛鳥新社
ISBNコード/9784864100250
[Amazon]

●関連サイト
『REDLINE』公式サイト
http://red-line.jp/

(10.10.08)