『タッチ』『銀河鉄道の夜』など数々の傑作、ヒット作を残してきた杉井ギサブロー監督の11年ぶりの劇場長編である。原作は累計で220万部を突破した同名のベストセラー絵本。本来は食べる者であるはずのオオカミと、食べられる者のヤギの友情を描いた、スリリングかつユニークな物語だ。杉井作品になくてはならない前田庸生、江口摩吏介も、メインスタッフとして参加。動物たちの毛の描写など、デジタル技術の巧みな使い方にも注目したい。主役のガブとメイを中村獅童、成宮寛貴が演じるなど、キャストに多彩な顔ぶれがそろっている。
嵐の夜にヤギのメイが飛び込んだのは、真っ暗な山小屋。そこに入ってきたのは、オオカミのガブだった。真っ暗な闇の中で、メイとガブは互いを何者かも知らずに意気投合し、再会を約束してしまう。そして、約束の場所で顔を合わせた２匹は、そこで初めて自分たちが食べる・食べられる関係であることを知るのだった。無邪気なメイと、オオカミにしては優しい心を持つガブは種族の壁を越えて友情を結ぶが、やがて２匹の関係がそれぞれの仲間達に知られてしまう。果たして、メイとガブの運命は？
2005年12月10日（土）より、東宝邦画系にて全国ロードショー。
『あらしのよるに』
●キャスト
ガブ／中村獅童
メイ／成宮寛貴
タプ／林家正蔵
バリー／山寺宏一
ヤギのおばさん／KABA.ちゃん
ピッチ＋ザク／柳原哲也＋平井善之（アメリカザリガニ）
ミイ／小林麻耶
メイのおばあちゃん／市原悦子
ガブの母／早見優
長老／板東英二
ギロ／竹内力
●スタッフ
原作・脚本／きむらゆういち
監督・演出脚本／杉井ギサブロー
キャラクターデザイン・作画監督／江口摩吏介
美術監督／阿巻行夫
映像ディレクター／篠崎亨
音楽／篠原敬介
音響監督／藤山房伸
構成プランナー／くずおかひろし
音響監督／藤山房伸
製作／ＴＢＳ、東宝、博報堂ＤＹメディアパートナーズ、セディックインターナショナル、獏エンタープライズ、ＭＢＳ、毎日新聞社、伊藤忠商事、小学館
製作プロダクション／セディックインターナショナル、獏エンタープライズ
アニメーション制作プロダクション／グループ・タック
配給／東宝
●関連記事
【情報局】年末年始にもアニメがいっぱい！ 新番組・特番・劇場作品をまとめてチェック!!
●公式サイト
http://arayoru.com/
(05.12.07)
|
