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【編集部】「TWILIGHT」制作日記（４）
装丁は「生協の白石さん」の井上則人さん
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さて、先週話題になった表紙イラストの件ですが、表紙と口絵のイラストを入れ替えるというアイデアを出したところ、なかむらたかしさんは快諾してくださいました。よかった〜。さっそく表紙カバーのデザイン案も上がってきました。以下がそのデザイン案（帯が付いた状態のデザイン）です。どうですか、なかなかシブい感じでしょう。これは制作途中のデザインですので、できあがった単行本は、デザインの変更があるかもしれません。あしからず。
ところで、「TWILIGHT」の装丁をやってくださっているデザイナーさんは、井上則人デザイン事務所の井上則人さん。今までたくさんの単行本の装丁をやっているベテランで、最近ではあのベストセラー「生協の白石さん」の装丁と表紙イラストを担当されています。井上さんに、この「TWILIGHT」の表紙についてうかがってみましょうか。
「表紙カバーは、なかむらさんのイラストの雰囲気がよかったので、それを生かすように作りました。イラストを見てすぐに、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や、昔の『チョコレート工場の秘密』（1978年／評論社刊）のような、海外の絵本みたいな方向で作ったら面白いだろうなと思ったんです」
との事でした。ありがとうございます。ナイス判断ですよ。ちなみに井上さんは、かつてはアニドウで働いていた事もある方で、まんざらアニメと関係ないわけではないのです。編集長の小黒は、かつて凝りに凝った「ゲキガンガー」のムックを、井上さんに作ってもらっているのです。ついでに小黒編集長についてもコメントをいただきましょうか。
「小黒さんとは、1997年に作っていたフィギュアの本で、版権をおろしていただくためにコンタクトをとったのが、初対面になります。その後、青林工藝舎さんから出た『少女革命ウテナ 薔薇の黙示録』のお手伝いをしたのが、初めて一緒にしたお仕事です。そういえば、『機動戦艦ナデシコ』のムックの付録『ゲキガンガー』ムックをもらってないような気がします。ください。あと、『んちゃ！』って挨拶はいかがなものかと……（苦笑）。でも、小黒さんはいつも頑張って『仕事をしてる！』という感じがするので、一緒に楽しい仕事をいろいろしたいですね（ハートマーク）」
との事。ちなみに小黒編集長は「『んちゃ！』なんて言った事ないよ。『こんちわ！』を早口で言っているから『んちゃ！』と聞こえるんだよ！」と言い訳をしていました。まあ、どうでもいいですけどね。そんな事は。
現在、なかむらさんは新作描き下ろしのペン入れの作業中。編集部側は、印刷所さんとの打ち合わせもすんで、既成の原稿については入稿の準備を進めています。あっ、いけない。巻末の解説原稿も書かなくては！ 井上さんも引き続き、トビラや目次のデザインをよろしくお願いしま〜す。
●【編集部】「TWILIGHT」制作日記（５）に続く
(06.02.24)
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