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『バジリスク』木崎文智・千葉道徳インタビュー
第1回 初監督作品とスタジオへらくれす
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昨年秋に好評のうちに放映を終了した『バジリスク 甲賀忍法帖』。山田風太郎の代表作を、せがわまさきがコミカライズした同名作品を、映像化した忍者アクションである。きっちりとしたドラマ、シリーズ通じて維持されたビジュアルのクオリティなど、力の入った作品だった。
『バジリスク 甲賀忍法帖』は、精鋭アニメーター集団である、スタジオへらくれすの木崎文智(写真・右)の初監督作品であり、また、キャラクターデザイン・総作画監督を、同じくへらくれすの千葉道徳(写真・左)が担当。石野聡がプロップデザインを担当しており、へらくれすスタッフの作品として観ていたファンも少なくないだろう。
本取材は、放映終了直後の2005年10月に行われた。GONZOのアシスタントプロデューサーである金子美里にも同席していただいている。
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●プロフィール
木崎文智(KIZAKI FUMINORI)
1969年3月10日生まれ。福岡県出身。血液型O型。代表作は『影技 SHADOW SKILL』『BLUE
GENDER』『銀河鉄道物語』『ルパン三世 ワルサーP38』(キャラクターデザイン・作画監督)。演出やコンテを手がけたのは『MAZE★爆熱時空(TV)』『TRIGUN』『VIRUS
―VIRUS BUSTER SERGE―』など。
千葉道徳(CHIBA MICHINORI)
1969年5月11日生まれ。岩手県出身。血液型B型。代表作は『魔法遣いに大切なこと』『北へ…』(キャラクターデザイン・作画監督)、『幽★遊★白書』『地球防衛企業 ダイ・ガード』『聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編』(作画監督)など。『銀河鉄道物語』には作画監督として参加。)
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―― 『バジリスク 甲賀忍法帖』はスタジオへらくれすが、メインを固めた作品ですよね。へらくれすの方達って、必ずしもいつも一緒に仕事をしているわけではないようですが。
木崎 あまり一緒にはやりませんね。基本的にはバラバラです。近年は皆で集まるのも年に数回とかだったり。
―― 木崎さんも千葉さんも、へらくれすが結成された時からいらっしゃるんですか。
木崎 いや、途中からですね。
千葉 最初3年くらいは師匠と石野(聡)さんと、山田(誠)さんの3人。
―― 師匠というのは?
木崎 渡部(圭祐)さんです。山田誠さんが抜けて、自分が入ったんです。
千葉 俺は紺野(直幸)さんが抜けた後だから。
―― 紺野さんもいらしたんですね。
木崎 一時期いました。紺野さんと石川(真亮)さんが抜けて、席が余って。家賃どうすんだ、という話になって。近場に住んでる千葉さんを(笑)。
―― ああ、なるほど。皆で家賃を払っているから人数が足りないと困るんですね。それ以外にも、皆で集まっているメリットはあるんじゃないですか。
木崎 へらくれすって、ほぼ同年代で20代の頃よく集まって飲んでいました。同業で頑張っている連中と飲み語らう事で、互いに刺激し合い、仕事のモチベーションをあげていたように思います。そうこうしているうちに「じゃあ、一緒にスタジオを借りて互いに凌ぎを削るか」という事でスタートしたようなものですね。勿論、お互い助け合ったりとかもありますが。
千葉 そうだね。
木崎 仕事を任せれば確実にやってくれるというか、プライドと責任を持って仕事をやってくれるんです。そういう意味では信頼のおける人達ではありますよね。それと長い付き合いなので、過剰に気を遣わないでいいとか、気心が知れているとか、そういうところがメリットと言えばメリットですかね。
―― 皆さん、いろんなスタジオから、いらしてるんですよね。全員がジャイアンツ出身とか、そういう事ではないんですね。
木崎 ジャイアンツは、僕と石野君だけですね。千葉さん、大塚(健)君、深澤(学)さんは中村プロ。ジミーさん(斉藤久)はファンタジア、おぶない(みつる=小船井充)さんは確か(アート・オフィス)写楽だったと思います。
―― 中村プロ出身も3人ですか。デフォルメアクション系の得意な方が多いんじゃないかという印象があるんですが。
木崎 デフォルメアクション系については、渡部師匠、石野君の印象が強いんじゃないですかね。
―― 石野さんは、キャラ作画でも人気がありますけど、アクションもイケルんですよね。
木崎 石野君は何を描かせても巧いですよね。ああいうはっちゃけたものが得意分野ではありますけど、基本的にはなんでも描ける。同じスタジオにいても、それぞれやりたい事は違うし、決して似たような作画の志向性の人が集まっているわけではないんです。
―― なるほど。
木崎 千葉さんは職人派で、なんでも描けちゃう人で。
千葉 俺はクリエイターじゃない、という(笑)。
―― 技術者なんですか?
千葉 というほど、技術に興味を持たなかったりするんですけどね。あくまで仕事としてこなすというか。
―― なるほど。では、千葉さんの仕事についての具体的な話は、後ほど。木崎さんは『バジリスク 甲賀忍法帖』が初監督だったわけですね。
木崎 そうですね。
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●木崎文智の初監督作品となった『バジリスク 甲賀忍法帖』。印象的なキャラクターも多い |
―― これは、どういうかたちでお話が来たんですか。
木崎 そこにいる金子(美里)さんの方から、『銀鉄(銀河鉄道物語)』でまだ中盤くらいの作業をやっている頃に話をいただいて。かなり大変な状態の中だったので、その時は話を聞くだけでした。僕はほとんど演出経験はないので、監督というのは何かの冗談だと思ってました(笑)。
金子 最初に話をさせていただいたのが、03年の11月くらいでした。
木崎 その時には『銀鉄』が終わらないとなんとも言えない、という話をさせてもらいました。正直、演出にいきたいという気持ちがあったんですけど、徐々にシフトしていきたかったんですよ。でも、いきなり監督という話だったので「他に当たって誰もいなさそうだったら、もう一度話してもらえる?」みたいな、結構消極的な感じでしたね(笑)。やっぱり経験がないので、僕自身も不安要素の方が大きいわけですよ。それで『銀鉄』が終わるまで待ってくださって。そこからですね、ちゃんと話を聞くようになったのは。決して興味がなかったわけではないですし、監督がどういう仕事なのかも分かっていました。その大変さも分かった上で、じゃあ、どうしようかと考えながら動き出した感じですね。そして、紆余曲折あり……引き受けました。
―― 原作をお読みになっていかがでしたか。
木崎 いや、面白かったですね。当時まだ、せがわ(まさき)先生のマンガ版が完結してなかったのですが、山田風太郎先生の小説を読んで結末は知りました。
金子 最初に話をさせていただいた時、出ていたのは単行本の2巻くらいまででしたよね。
木崎 やっぱりせがわさんのキャラクターというか、ビジュアルのインパクトが凄かったね。単純に、「これを映像化すると面白そうなだな」というところから、僕の中ではスタートしてます。漫画5巻、小説1巻、どちらにしてもアニメにするには尺が足りないので、どうすればいいのか、というところで四苦八苦してたような気がしますね。
―― 最初からTVで26本。いや、24本の企画だったんですか。
木崎 最初は26本……。
金子 26本でした。マンガの連載が04年の夏に終わるという話を編集部さんから聞いていたので、本当は04年の10月スタートという話だったんです。だけど、社内的なラインの編成とか、色々考えた末に05年の4月になりました。その頃なら、せがわ先生の新連載も始まっているはずだしと。
―― じゃあ、金子さんにうかがいますね。木崎さんに白羽の矢を立てたきっかけは『(影技)SHADOW
SKILL』?
金子 じゃ、ないですね。GONZOで『(超重神)グラヴィオンZwei』を作っていたんですが、その時にオープニングのコンテ・演出をされている仕事ぶりを見ていて、木崎さんが非常に力のある方だというのが分かって。GONZOはそれまでの監督経験などに関係なく、どんどん新しい人を発掘しようじゃないかという姿勢があるんです。『Zwei』をやっていた時に、プロデューサーの橋本(太知)さんと「木崎さんって、そろそろ監督とかやってもいいんじゃない」なんて話を勝手にしていたんですよ。それで『バジリスク』の企画が動き出したときに、木崎さんにお願いしに行きました。その頃、GONZO内では木崎さんに他の作品の監督をお願いしたいという話もありましたが、『バジリスク』の監督は、他の方には振っていません。
木崎 「ホントに?」とか言って(笑)。
金子 本当です。大本命お1人だけに、しつこくメールを送りつつみたいな感じで。
木崎 まあ、そんな感じみたいです(笑)。
―― マンガのビジュアルは魅力的ですけど、細かい髪の毛の処理とか、技の効果とか映像化は難しそうではありますよね。
木崎 むしろ、せがわさんのビジュアルをちゃんと映像化したいと思っていましたので、それについては、あまり心配はなかったかな。画の細かいところは、千葉さんが密度を高めてくれるのが分かっていたので、そこは全面的にお任せして。
―― 監督を受ける事になって、すぐに千葉さんにデザインを頼む事を決めたんですか。
木崎 そうです。『銀鉄』でも一緒に組んでやってたんですけど、千葉さんの仕事ぶりを見てると凹むんです。「俺は画を描かない方がいい」みたいに思って。
千葉 こうやってプレッシャーをかけるんですよ(苦笑)。
木崎 実は千葉さんは、こういう画は得意なんだけど、キャラクターデザインとしてやる事がなかったので、それもあって千葉さんにやってもらおうと。やっぱり、千葉さんしか思い浮かばなかったですね。
―― 「こういう絵」というのはリアルという事ですか? 耽美という事ですか?
木崎 耽美かなあ。
千葉 俺が今までやった2本って、ギャルものだから(笑)。
木崎 ギャルアニメのキャラクターデザインはやってらっしゃるんですけど、実は耽美系の画の方が得意なんですよ。僕が初めて作画監督やらせてもらった『幽★遊★白書』で、千葉さんが原画で参加していたんですね。その時に「こんな凄い人がいるんだ」と驚いて、それ以来10年、ずっと印象は変わらないんですよ。その千葉さんと同じスタジオにいて、こういうかたちで頼めたのは凄く嬉しいです。
―― 千葉さんは『バジリスク』の話をもらって、すぐに引き受けたんですか。
千葉 最初に話を聞いた時には、「ああ、そういう話があるんだ」ぐらいに留めておきました。実際に腹を決めるのは、具体的に仕事としての話が来てからですね。
―― 内容的にはどうでしたか。
千葉 やりたいタイプの作品だったというのもあったし。木崎さんの初監督だから、頼まれたらやらないわけにはいかない。そういうのはありました。
木崎 ありがとうございます。千葉さんは、今まで潜ってきた修羅場の数が、決定的に違うというか(笑)。とにかく仕事が早い、巧い。今回作監をお願いした方々も、どんな原画が上がってきても、及第点レベルにしてくださる方に声をかけさせてもらいましたけどね。
―― では、仕上がりのよさは作監陣のお陰なんですね。
木崎 大半の作画はそうです。あと、総作監として千葉さんに立ってもらったおかげで、救われた部分がかなりあります。オールラッシュした後で、作画リテイクになんとか1日取れる状態だったんです。それで、オンエアレベルまで持って行けたんですよ。実を言うと!
―― 凄い。オールラッシュの後で、作画リテイクですか。それは原画を直すんですか。それとも動画を描き直す?
木崎 原画修です。作監を入れ直す作業をやってましたね。
千葉 そうするのは、各話作監さんの手が入れられない状況になったカットなんです。
―― なるほど、スケジュールの都合で、スルーしてしまったカットなんですね。
千葉 作監さんがちゃんと手を入れたものに関しては、ラッシュの後で直すような事はほとんどありませんでした。
―― カットが繋がって、初めて分かるような問題もあるわけですよね。
木崎 そうですね。カットが繋がってないようなところは、撮影、編集でなんとか調整してました。
千葉 撮影で黒くしておくとか。
木崎 いやいや(笑)。いや、あれはね。「暗くしといて」と言ったら、真っ黒になってたんだよ。「そこまで黒くしなくても」って思ったけど。
―― シリーズ後半で、夜のシーンが続いて、すっごい暗い回がありましたよね。
千葉 あれは隠すためじゃなくて。
―― 演出意図として暗くしたんですね。
千葉 やっているうちに、エスカレートしていったのかな。
―― ボロいモニターだと、何が映っているのか分からないみたいな画面でしたよね。
木崎 それは各方面から言われてますね。一応、GONZO社内にあるマスモニだと見えるんですけど。
―― なんですか。マスモニって?
木崎 マスターモニターという基準にしているモニターがあるんですよ。ラッシュチェックをしたりとか、色味をチェックするモニターですね。
―― 話はちょっと脱線してしまいますけど、江戸時代は街灯とかないから、現在の夜よりも暗いだろうという事なんですか。
木崎 ですね。というか江戸時代に限らず、夜空は暗いですよね。だけど、アニメの夜は、青い空だったりするじゃないですか。そういった部分を、あまりアニメっぽくしたくないというのは、当初からあったんです。でも、あそこまでやってしまうのは、想定外だった(笑)。DVD版では暗いところは民生のモニターでも見えるように調整する予定です。話数によっては、作画修正が入ってかなりの割合で新作になっていますよ。
―― せっかくだから、もう少し作画の話を訊かせてください。千葉さんは総作監としては、全話全カット見られたんですか。
千葉 いや、全カットではないです。スケジュールの許す範囲でやった。それと、ほんとに簡単な補正だけで「あとはよろしく」という感じで流したりもしてたんで。ちょっと作業手順をミスった話数もあるんですよ。結果、その話は手を出せなくてなってしまいました。自分は本当は、総作監制は敷きたくないんです。巧く転がさないとその人(各話作画監督)のいいところまで壊しかねない。だけど、今回は、基本的にせがわさんのイメージを尊重するという事で、ある程度こっちでやらないといけないなと思って、こういう立場に立ったというのはありました。
―― 総作監としてのチェックはどの段階なんですか。
千葉 レイアウトですね。レイアウトで作監さんから上がってきたものを、こっちで補正して出すと。そのあとは、基本的にお任せして、ラッシュの時にリテイクが出た部分は多少、見るという感じですね。
―― なるほど、原画修正は各作監に任せる。
千葉 ええ、任せていました。
―― 作画の話が先になっちゃいましたけど、作品全体の話をうかがわせてください。ストーリーの構成とか、作品のコンセプトについてはいかがですか。
木崎 とにかく、せがわさんのマンガがよくできていますし、幸いシナリオ会議中にマンガの連載も終了したんです。要は到達点が見えてるんで、あとはこの内容をどう面白くするか。やっぱりマンガ5冊を24話にすると、決定的に内容が足りないので、原作を活かすかたちで、視聴者が感情移入しやすくするように、それぞれのキャラを立ててあげるというか。全員が死んでしまう話だけど、「死んで終わり」じゃなく、多少なりとも見てる人に何か残してあげたいなというのが、ライター陣含めてみんなで頭を捻ったところではありますよね。ささいな追加エピソードも実は、尻に至るまでの伏線になるようにはしました。あと、構成のむとう(やすゆき)さんの、作品への入り込み方が凄いんですよ(笑)。で、山田風太郎先生の小説と、マンガのいいところを活かしつつ、台詞なりエピソードを作っていった。まあ、台詞ひとつ取っても、むとうさんのこだわりは凄いものがありましたね。
―― 脚本段階でかなり練っていたんですね。
木崎 シナリオがつまんないものは面白くないというのが、皆の一致した意見でもあったので、そういう意味ではシナリオは、みんなでこだわってやっていました。それは巧くやってたんじゃないかな、と思います。
―― いちばん設定が変わったのは天膳ですよね。
木崎 ああ、そうですね。天膳の過去の話に関しては、アニメオリジナルになってますね。これもすったもんだしてまして、最終的にむとうさんのアイデアとこだわりでああいうかたちになりました。
木崎 天膳については(打ち合わせで)、みんな、好き勝手に色々に言ってたよね(笑)。
金子 天膳の設定に関しては、せがわ先生も、原作の小説から変えてるところがあるんで「GONZOさんがオリジナルの設定を考えるのであれば、それを見せてください」といった感じで任せてくださったんで。
―― 最終回の前の回だったかな? 「天膳殿がまた……」
木崎 ああ。「また、死んでおるぞ」。
―― 印象的なセリフですよね(笑)。あのセリフはどこの段階で出てきたんですか。
木崎 シナリオ段階でありましたね。で、音響監督の塩屋(翼)さんが、役者さんに大仰な芝居をまた付けさせたりして。それで、画も負けちゃまずいと思って、あの辺はかなり手を入れて(笑)。
金子 千葉さんは、本読みに全部出ていただいてるんですよ。構成打ちから最終話の決定稿までずっと。
―― そうだったんですか。
千葉 知らないうちに、そういう事になって。「あ、俺も行くんだ」って(笑)。
金子 可能な限り、アフレコとかダビングにも来ていただいたんです。それで、脚本や役者の演技と、映像がリンクできるようになったんです。
―― アニメーターがシナリオ打ちに出るのは珍しいですよね。
千葉 うん。僕は初めてでした。それで脚本の狙いがよく分かったので、なるべく画面に反映させようとは思ってたんですけどね。
木崎 シリーズ通じて、微妙なニュアンス芝居とか、表情芝居はほとんど千葉さんに見てもらっています。
千葉 脚本段階で言葉にしないで、「……」にしている事が結構多いんですよ。むとうさんから「画の方でよろしく」みたいな。
木崎 キャラクターの微妙な感情表現、心情や葛藤を、画で表現してくれという事でした。
千葉 無論、音楽には凄い助けられて!
木崎 中川(孝)さんのね。
千葉 そうそう。
●「『バジリスク』木崎文智・千葉道徳インタビュー 第2回 演出プランとクオリティコントロール」に続く
●DVD情報
『バジリスク 甲賀忍法帖』(全12巻)
カラー/約48分(2話収録)/リニアPCM(ステレオ)/片面1層/16:9レターボックス(スクイーズ収録)
価格:初回限定版 7980円(税込)、通常版 5985円(税込)
現在5巻までリリース中(第6巻 1月25日発売)
発売元:GDH
[Amazon](初回限定版)
[Amazon](通常版)
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●UMD-Video情報
『バジリスク 甲賀忍法帖』(全6巻)
カラー/約96分(4話収録)/MPEG-4 AVC/ATRAC3plus(ステレオ)/片面2層/1.78:1(16:9
ワイドスクリーン)
価格:3990円(税込)
現在4巻までリリース中(第5巻 1月25日発売)
発売元:GDH
[Amazon]
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(06.01.24)
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