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第2回 バトルビーダマン炎魂のサブタイの秘密

 先週の質問募集で、何通かのメールをいただいた。その中には、是非お答えしたいものもあるのだけど、マニアックすぎて、ちょっと調べるのに時間がかかりそうだ。申しわけない。そんなわけで、今週も、編集部内から出た疑問に答える事にする。「『B―伝説! バトルビーダマン炎魂』のサブタイトルが気になります。映画のサブタイトルからとっているようなのですが、どうやって決めているのでしょうか。色々苦労もありそうですが」。

 『B―伝説! バトルビーダマン炎魂』は「バトルビーダマン」シリーズの第2弾、ラストバトルに突入して、最終回に向かって盛り上がっている最中だ。ベアーズの発案で、3ポイント制の新システムを開発する「三つ数えろ」、ガンノスが故郷の村で繰り広げる騒動を描いた「おかしなおかしな石器人」、最近でもツバメが敵と空中戦を繰り広げる「翼をください」など、エピソードに合わせ、古今東西の映画タイトルを巧みに採用したサブタイトルが選ばれている。中には蜘蛛の怪人が出てくる「スパイダー」のようにベタなものもあるのだが。
 実は、このメインスタッフチームがサブタイトルで“遊んだ”のは今回が初めてではない。前々作となる『爆転シュート ベイブレード Gレボリューション』では毎回劇中の台詞からサブタイトルを採っており、『NO−−−ッ!!』や『アチョーーー!』など、奇抜なサブタイトルで視聴者を楽しませてくれたのだ。
 そこで本作のサブタイトルについて、読売広告社の池田慎一プロデューサーにうかがってみた。
 「面白がっていただいてありがとうございます。特に今回映画のサブタイトルにした理由はないのですが……。基本的には、その回の担当のライターの方々に決めていただいています。ただ、みなさん映画好きという事で、どうしても選ぶ映画が偏りがちになる事もあるんですね。そこで、監督の橋本みつおさんやシリーズ構成の長谷川勝己さんに最終的に決めていただく事もあります。苦心というわけではないのですが、あまりに最近のものや、サブタイトルがついているようなものは採らないようにしています」
 では、逆にこれぞ会心のサブタイトルというような回はあるのだろうか。
 「スタッフそれぞれがタイトルには思い入れがあるでしょうから、これが会心の回とは言いづらいですね。ただ、サブタイトルを映画の題名から採ろうと決めた時から、最終回のタイトルだけは決まってました。『明日に向かって撃て!』です」
 なるほど、ビーダマンのラストを飾るに相応しいサブタイトルだ。それでは、また来週。質問メールも引き続き募集中だ。

●第3回に続く

●お便り&質問募集
WEBアニメスタイルでは、このコーナーで採り上げる質問をメールにて募集しています。メールの本文部分にお名前と質問を明記し(ペンネームでの掲載を希望される方は、ペンネームも添えて)、上の「お問い合わせ」からお送り下さい。いただいた質問の中から、編集部が選んでお答えします。


(05.11.21)

 
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