作画暴れん坊の初監督
今回は「今石君」と君付けで呼んじゃいます。先日「アニメスタイル」読者の皆様にお馴染みの今石洋之君の初監督作品『DEAD LEAVES』を試写で観てきました。作画暴れん坊の初監督作品ですよ。勿論、作画暴れん坊映画でした。
「渾身の仕事(本人談)」だけあって、作画のハイテンション、悪ふざけぶりはいつも以上。特に冒頭のキレの良さは相当なものでした。それから相当にオゲレツ。企画・制作がプロダクション I.Gなのですが、その意味では実にI.Gらしくない(苦笑)。
面白いと思ったのは、今回の作品は随分とジャパニメーション寄りなんですね。より派手であり、より刺激が強く、ややスタイリッシュなアニメーションという意味でのジャパニメーション。勿論、それは企画に参加している今井トゥーンズの個性であり、今石君が『TRAVA-FIST PLANET episode1』で一緒に仕事をした小池健さんから受けた影響でもあるのでしょう(『DEAD LEAVES』では小池さんが作画したパートもあるのですが、これも相当イケてます)。
今石君はかなり「アニメ」が好きで、彼が理想としている「アニメ」は、多分、相当にベタなものなんですよ。パンチが効いた映像と、分かりやすい面白さ。もっと言うと、画的にも内容的にも「ちょっとアタマ悪い」くらいのものが理想なんでしょう。『DEAD LEAVES』はそういうベタな面白さと、ジャパニメーション的なかっこよさが合わさって面白いアジになっています。
一般公開はまだちょっと先ですが、11月7日(金)に渋谷でクラブイベントがあるそうです。そのイベントに「WEBアニメスタイル」の読者20組40名をご招待します。詳しくは
こちら
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今回の更新は「
animator interview 田中達之(2)
」。うつのみやさんの仕事の意味についての発言は頷く事が多いです。
(03.10.10)
更新情報(03/10/10・第99回)
animator interview
田中達之(2)
『DEAD LEAVES』プレミアイベント開催
WEBアニメスタイル読者20組40名をご招待!
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