WEBアニメスタイル　更新情報とミニニュース


		東映長編をもう一度勉強　今回の更新から、沖浦啓之さんのロングインタビューがスタート。メカアニメーター時代から現在までのお話をじっくりとうかがいます。それと「Ｑ＆Ａ」コーナーも久しぶりに更新（間があいてしまってゴメンナサイ）。「マインド・ゲーム応援団」では、超レアな制作過程の素材も掲載しました。　さて、先日、アニメスタイル読者のための『マインド・ゲーム』試写会が無事行われました。僕もちょっと顔を出すつもりだったのですが、その日の昼間の取材が長引いてしまって、行けませんでした。なんの取材だったかと言うと、イラストレーターの永沢まことさんへのインタビューだったのですよ。　永沢さんは、かつてアニメーターとして『わんぱく王子の大蛇退治』のアマノウズメのシークエンスを手がけた事で、アニメファンには知られています。東映長編では他にも『ガリバーの宇宙旅行』等にも参加され、興味深い仕事を残している。また、カルトなＴＶシリーズ『ファイトだ！！　ピュー太』も手がけられた方でもあります。　『白蛇伝』『わんぱく王子の大蛇退治』『太陽の王子ホルスの大冒険』等、東映動画（現・東映アニメーション）が制作した長編劇場作品（の特に初期の作品を）を東映長編と呼びます。東映長編については、大塚康生さんの「作画汗まみれ」（徳間書店）という名著があり、僕らは主にこの本で東映長編について知りました。ただ、色々と作品を観返していくと、「作画汗まみれ」に触れられていない部分についても知りたくなってくる。そこで、「ＷＥＢアニメスタイル」で少し東映長編について調査をしてみようか、という事になったわけです。実際に記事をスタートさせるのは、もう少し先になります。　東映長編と言えば、前回も触れた企画展「日本漫画映画の全貌」が始まりました。僕はまだ行っていないのですが、貴重な資料がたくさん展示されているようです。それと大塚康生さんのドキュメンタリーＤＶＤ「大塚康生の動かす喜び」も、もうすぐ発売ですね。これもファンは要チェックでしょう。　以下は別の話題。現在、ＷＯＷＯＷで第１シリーズ『ルパン三世』の〈ＨＶリニューアルマスター版〉が放映されています。これがあきれるくらい画面が鮮明なんですよ。ええ～、30年以上も前の作品が、こんなに綺麗に観られちゃうの？　と驚いているファンも多い事でしょう。ＤＶＤやＬＤを持っている人にもお勧め。それから『ΠΛΑΝΗΤΕΣ』（←プラネテスと読んでください）の地上波放映も始まりました。ＢＳでの本放送を観られなかった人は、この機会にチェックしましょう。放映時間等については「アニメスタイル予定表」をどうぞ。（2004/07/16）